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スズキのMotoGP撤退に”怒り”。2020年王者のジョアン・ミル「特別なチームなのに……」

2020年のMotoGP王者であるジョアン・ミルは、2022年限りでシリーズから撤退するというスズキの決断に怒りを感じているという。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年にMotoGP王者に輝いたジョアン・ミルは、2022年限りでMotoGPからの撤退を検討しているスズキに怒りを感じていると語った。

 motorsport.com/Autosportは、スズキの首脳陣が5月2日(月)にMotoGPの全メンバーを招集し、今年限りでの参戦終了を伝えたと報じた。そして5月12日、スズキは今季限りでのMotoGP撤退を検討し、協議を進めているのは事実だと認めた。

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 撤退の公式的な理由は、新型コロナウイルスの大流行とバイク業界の変化による財政的な圧迫とのことだが、最近スズキが発表したスズキの短期決算報告は健全なモノだった。

 2019年にスズキからMotoGPデビューを果たし、2020年には同チームで世界タイトルを獲得したミルは、このチームがパドックの中で「最も特別な存在」だと語り、だからこそ辞めると決めたことに憤慨している。

 ミルはフランスGPを前にした木曜日、「誰かが下した決断に腹を立てている」とル・マン(ブガッティ・サーキット)で語った。

「チームはとても素晴らしいし、パドックの中でも特別なチームのひとつだ。ここで働く人たちのおかげで、とても特別な存在になっている」

「僕は4年前にスズキに入ったけど、その前から働いている人たちがたくさんいる。僕たちは2020年にチャンピオンになるためにハードワークし、昨年は(ランキング)3位、今年もそうだ」

「僕が入った時から毎年、チャンピオンを目指して戦っているメーカーなんだ……」

 スズキとの契約が既定路線だと見られていたミルの将来は突然不透明なものになったが、ポル・エスパルガロの後任としてレプソル・ホンダに加入する可能性が高いと見られている。

 ミルは、彼のマネージャーがホンダと交渉していることを認めたが、2023年の計画についてはあまりコメントしなかった。

 彼とホンダを結びつける噂は本当なのかと訊くと、「ヘレス(前戦スペインGP)から、僕たちは正式に市場に出ていたんだ」とミルは語った。

「今、確かに僕のマネージャーは予想以上に仕事が増えている。彼はホンダや様々なメーカーと話をし、スズキ以外で僕の将来にフィットするようなプランを探して努力している。ああ、簡単じゃないね」

 
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