ホンダの”カレックス製”新シャシー評価は上々? ミルはほとんど試せずも、テスト担当ブラドルには好評
MotoGPヘレステストでホンダは新たなシャシーを投入。カレックス製とされるこのシャシーを、テストライダーのステファン・ブラドルが吟味したが、どうやら高評価が下されたようだ。
写真:: MotoGP
MotoGP第4戦スペインGP翌日の5月1日、ヘレス・サーキットで公式テストが行なわれた。各メーカーが今後の戦いに備えて新パーツをテストしているが、ホンダの持ち込んだ新シャシーはまずまずの評価を得られているようだ。
ホンダは第3戦アメリカズGPでアレックス・リンス(LCRホンダ)が勝利を収めているものの、全体としてはここ数年の苦戦から脱しきれていない。
彼らは新しい試みとして、Moto2のシャシービルダーで著名なカレックスにRC213V用のシャシー製造を依頼していたことが判明し、このヘレステストで完成品がテストされた。
午前中はテストライダーのステファン・ブラドルが、午後にミルが新シャシーのテストとなったが、ミルは電装系にトラブルが発生してしまったため、新シャシーをほとんどテストすることができなかった。
「全体的に少し混沌とした1日だったし、やることが沢山だったね。今朝のプランではフェアリングなどエアロダイナミクスのパーツを試すことだった。この分野では改善の余地がまだまだあるんだ」
ミルはそう語る。
「(新パーツは)高速コーナーでのコーナリングと、ウイリーを抑止するのに役立ちそうだ。ブラドルが今週末(スペインGP)で乗っていたものだけど、悪いものじゃなかった」
「プレシーズンテストで乗ったことのあるシャシーもテストしたけど、より良い感触を得られた。その後はクラッシュしたこともあって、ひとつしかないフェアリングをダメにしてしまった。これは言うまでもなく良くなかった」
そしてミルはブラドルからの話としては、新シャシーをかなり気に入っていたようだと明かしている。
「午後遅くには、ブラドルも試していた新シャシーをテストしたんだ。でも不幸なことに1周するとバイクに電気的なトラブルが発生して止まってしまって、ボックスに戻らなくちゃいけなかった」
「だから僕はテストできていないし、1周でとやかく話すことはできないよ」
「バイクはポジティブなモノがあって、コンセプトが異なっていることに気がついたけど、急いで何か言いたくはない」
「ブラドルは午前中に乗ることができたから、そこからの情報はある。彼のライディングスタイルは少し違うけど、これが良いと思っているようだ。話をしたところによると、かなり好印象を持っているようだった。それはポジティブなことだろう」
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