ジョアン・ミル、アラゴン初日は苦しい立ち上がり。新デバイスも外してマシン調整に勤しむ
スズキのジョアン・ミルはMotoGPアラゴンGPの初日に総合トップ10入りを逃してしまったが、バイクのセッティングに苦戦しているようだ。
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第13戦アラゴンGP初日、スズキのジョアン・ミルはFP1で2番手タイムを記録したものの、FP2では21番手。総合タイムでは21番手と、良い滑り出しとは行かなかった。
FP1では、ミルは最終的にトラックリミット違反としてタイム抹消になったものの、1分48秒580のタイムをマークしていた。ただ、このタイムでも総合順位では10番手以内に食い込むことはできない。
初日の走行を振り返ったミルは、タイム抹消によってFP1でタイムを記録する策が上手く機能しなかったと語っている。
「午前中にタイムを狙う作戦は、ラップタイムが抹消されてしまったせいで、うまく行かなかった」
「僕らはレースに向けた取り組みに集中していた。ただ午後、最初にコースへ出た時には、全く良い感触がなかった。バイク(の挙動)が時々すごく神経質になっていたんだ」
スズキは後半戦に入り、マシンのコーナー立ち上がりの加速を改善するライドハイトアジャスターを導入した。ミルはこの装置について当初は好感触を語っていたが、前戦イギリスGPではこれを使用していない。そして今回のアラゴンGPでも使用を見送る様子だ。
「マシンを減速させるのに苦戦している。バイクのライドハイトアジャスターが物事をさらに複雑にしているんだ」
「それで、ライドハイトアジャスターは外してバイクのブレーキング改善を目指して調整することにした。明日、様子を見てみよう」
「バイクのフィーリングとしては、加速で得られる部分よりも、ブレーキングで失っている部分のほうが大きいと感じている。それが(ライドハイトアジャスターを)外すと決めた理由だ。だからといって2日目で絶対使わないというワケではないよ」
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