ホンダには「もっと期待していた」とジョアン・ミル辛辣発言。MotoGPミサノテストの内容に不満
MotoGPミサノ公式テストが行なわれたが、ジョアン・ミルはホンダのテスト内容が期待外れだったと、落胆している様子を隠さなかった。
MotoGPサンマリノGP終了後に行なわれたミサノ公式テストだが、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)はホンダのテスト内容が期待外れだったと語っている。
ミルはサンマリノGPを体調不良によって欠場していたが、その後のミサノテストにはなんとか参加することができた。
ただ、ミサノテストにおける内容にミルは不満があることをはっきりと示している。
近年、ホンダはミサノテストを翌年向けのマシン開発を進める貴重な機会として利用していて、大きく変更を加えた翌年型のプロトタイプを投入することも多かった。
そして今シーズンもまだ苦戦中のホンダは、ここで一新されたマシンを用意してくると見られていたのだ。しかし実際には一新されたというほどの変化がなかったことで、ミルは期待が外れてしまったと話している。
「(欠場明けで)テストはできたし、それだけでも十分だろう。でも実際、僕はもっと期待していて、より多くのことを試せると思っていたんだ。大きな改善を期待していたけど、これが現実だ」
「いくつか異なるエアロダイナミクスをテストした。バイクはコーナーで少しだけど良く曲がるようになったし、そこは終盤戦に向けて助けになってくれるだろう」
「高速サーキットでのこれからのレースではそれは分かりやすく作用してくる。いい仕事をしてくれたと思うよ。でも、それだけなんだ。ホンダはこのテストにあまり多くのものは持ってきていない。正直に言うとこれは僕が期待していたようなミサノテストじゃなかった」
またミルは最終戦後に開催されるバレンシアテストまでが過密スケジュールとなっていることで、ホンダが別のプライベートテストを行なえないのではないかという点も心配している。
なおミサノテストでホンダは、陣営の5名(テストライダーのステファン・ブラドル含む)のライダーに異なるマシンを走らせていたようで、見解も異なってきている。
さらにミサノテストではミシュランが新しいフロントタイヤをライダーにテストさせているが、ミルは新型タイヤについてはポジティブに感じられているようで「上手く機能している」と語った。
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