フランスGPで苦戦したジョアン・ミル、アラゴン初日は「良いフィーリングが復活」
スズキのジョアン・ミルはアラゴンGP初日を終え、前戦フランスGPで見失っていた”良好な”フィーリングを取り戻すことができたと語ったが、ヤマハ勢ほどの速さが無いと認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
スズキのジョアン・ミルは、MotoGP第11戦アラゴンGP初日をヤマハ勢3台に次ぐ4番手で終えた。
ミルは前戦フランスGPでは予選Q1敗退の14番手、決勝では11位フィニッシュとこれまでのレースよりも苦戦し、ポイントランキングを争うファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)に差を広げられてしまった。
しかしアラゴンGPでミルは、前戦から立ち直ったと思わせるパフォーマンスを示した。寒冷なコンディションとなった初日の走行でミルは、トップのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)から0.730秒差はつけられたものの、4番手タイムを記録したのだ。
ミルは初日の走りを振り返ると、マシンのフィーリングに満足しているとコメント。しかしトップ3を独占したヤマハ勢は、現時点ではスズキのかなり先を行っていると警戒していた。
「良い1日だったよ」と、ミルは言う。
「たとえものすごいペースだったわけじゃなくても、とても良い感触だった。路面温度はとても低かったしね。路面温度が低かったことについては、みんな良いフィーリングを得られなかったようだけれど、僕としてはル・マンで失っていた良いフィーリングを取り戻すことができた」
「ヤマハ勢は本当に強い。彼らは素晴らしいポテンシャルを秘めている。つまり、彼らはとても速いということだ。僕らは今のところそこまでは速くない。だから作業を進めているよ。現時点では彼らが少しアドバンテージを持っているだろう」
ミルが抱えている主な問題は、タイムアタック時にソフトタイヤの温度を上げることに苦労するという点だった。しかしアラゴンGPの初日ではそれが改善した様子。FP2終盤のアタックではトラフィックによって中断を強いられ、結果としてトップタイムからは0.7秒差をつけられたが、彼は新タイヤを履いた際のフィーリングが改善されていると感じたと語った。
「今日は新品タイヤで素晴らしいフィーリングを得ることができた」
motorsport.comがミルにタイムアタック時の走りについて訊くと、彼はそう答えた。
「最初のセットで、前後ソフトを履いた時のフィーリングはどうなのかを確認したんだ」
「1分48秒台後半、1分49秒台前半を維持することができた。コンディションを考えるとこれはそんなに悪いラップタイムじゃない。2セット目では、良いラップを刻むことはできなかった。ドゥカティに邪魔されてしまって、良いラップタイムは出せなかったんだ」
「でもとにかく、ラップタイムはまともなモノだった。だから明日は楽しみにしているよ」
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