ジョアン・ミル、3位獲得にひとまず安堵。「表彰台が目標だった」
2021年MotoGP第6戦イタリアGPがムジェロ・サーキットで行われ、スズキのジョアン・ミルは今シーズン初の表彰台を獲得した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGP王者であるスズキのジョアン・ミルは第6戦イタリアGPを3位で終えたが、表彰台獲得は現在持てる最大限の目標であったと語った。
ミルは今回予選9番手からのスタート。徐々にポジションを上げていく走りで3位を勝ち取っており、今シーズン2回目の表彰台。チームメイトのアレックス・リンスが表彰台争いの中で転倒に終わったこととは対照的にな結果だ。
ミルはバイクに対して最大限のパフォーマンスを要求しつつも、限界点を超えることのないようにしていたと語っており、3位は最大限の結果だという考えを示した。
「もう少しでもリスクを冒していたら、クラッシュしていたかもね」と、ミル。
「僕のベストを尽くしたけど、今日知らされたあのこと(Moto3クラス予選で起きた死亡事故)の後にバイクに乗るのは大変だったよ。ジェイソンの家族には心からの応援を送りたい」
「僕たちはチャンピオンシップを戦うためにここにいる。リスクを冒しにここにいるんだ。でも今日はオリベイラを抜かすことはできなかった。彼はストレートで遠かったし、コーナーでも詰めることができなかった。チームは素晴らしい仕事をしてくれて戦闘力の高いバイクを僕に用意してくれた。僕はタイヤをマネジメントすることに最善を尽くしたよ」
「ストレートのスピードで劣るところがまだあるけど、僕たちの目標であった表彰台獲得には手が届いた。これからは僕、そしてバイクにとって好ましいサーキットが続くことになる」
また土曜はミルとリンスの両スズキ勢にとって非常に難しい予選となったが、ドゥカティが今シーズンドライコンディションで大きな進歩を遂げたことからより争いが激しくなったとミルは語る。
「今シーズンのドゥカティは予選で大きく進歩したね。僕たちの前には常に3台のバイクが先行しているんだ。2020年シーズンではそんなことは起こらなかったし、2列目を争うということもできていたんだ」
「今シーズンのチャンピオンシップの戦いは非常に複雑だ。僕が好みでないサーキットで苦戦している間に、ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)とファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)や(プラマックのヨハン)ザルコは今シーズンの表彰台の常連になりつつある。僕たちはヤマハの予選でのレベルに追いついていないし、ドゥカティのようにストレートで他を抜けるようなパワーもない」
「僕は常にバイクが上手く働くよう100%プッシュしている。でもマネジメントで違いを出すまでに至っていないんだ。次戦は楽観的になることを願うよ」
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