ホンダのジョアン・ミル、右手小指の負傷でドイツGP欠場。ホンダ陣営はマルケスと中上貴晶の2台に
レプソル・ホンダのジョアン・ミルは、MotoGPイタリアGPでのクラッシュで手を負傷したため、ドイツGPの欠場が決まった。
レプソル・ホンダのジョアン・ミルは、MotoGP第6戦イタリアGPのプラクティス2でのクラッシュで負った右手小指の負傷により、第7戦ドイツGPも欠場することが決まった。
ミルはイタリアGP初日午後のプラクティス2の中盤、ターン1で転倒。自力でコース外にでたものの、右手に違和感を感じたためメディカルセンターへ。検査の結果、右手小指にダメージを負っていることが判明した。
イタリアGPの舞台であるムジェロは高速サーキットでありライダーへの負担が大きいため、ミルは無理をせずイタリアGPの欠場を決めたが、怪我から1週間後のドイツGPの出場も辞退することになった。
チームによると、ミルの右手は炎症を伴う大きなダメージがあり、可動性も制限されているという。
2020年のMotoGP王者であるミルだが、ホンダに移籍した今季は大苦戦。ポイント獲得は開幕戦ポルトガルGP決勝の11位5ポイントのみだ。クラッシュ回数は12回で、これはミルのルーキーイヤーだった2019年の自己記録にすでに並んでいる。
ミルはフランスGPの後、ホルヘ・ロレンソやポル・エスパルガロといったライダーが、ホンダで苦戦しチームを去った歴史を繰り返すことを恐れていると認めていた。
またホンダにとって頭が痛いのは、LCRホンダのアレックス・リンスもイタリアGPで負傷してしまったことだ。リンスはスプリントレース4周目に転倒。病院での精密検査で、右足の脛骨と腓骨の骨折が判明した。
アメリカズGPで見事な優勝を果たし、今季ホンダ陣営における唯一のウイナーであるリンス。現在はスペインに帰国しており、今週末にさらなる手術を受ける予定だ。復帰は早くても夏休み明け、8月のイギリスGPになるだろう。
レプソル・ホンダ、LCRホンダ共にドイツGPに代役は立てず、ホンダはレプソル・ホンダのマルク・マルケス、LCRホンダの中上貴晶という2台体制での参戦となりそうだ。
マルケスもイタリアGP決勝でクラッシュを喫しており、今季出場した決勝3レースでいずれも転倒。メンタル面でも厳しいと認めている。
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