スズキのジョアン・ミル、今季最悪の予選14番手も「いつもとあまり違いはない」とリラックス
スズキのジョアン・ミルは、MotoGP第5戦フランスGPの予選で今季最悪の14番手に沈んだが、本人は「普段とあまり変わらない」と、気にしていない様子を見せた。
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
スズキのジョアン・ミルは、MotoGP第5戦フランスGPの予選Q1を突破できず、14番手で予選を終えた。彼にとって、これは今季最悪のグリッドだが、本人はあまり気にしていないようだ。
FP1とFP3がウエットコンディションとなったため、FP2のトップ10が予選Q2に直接進出した今回のフランスGP。ミルはFP2で転倒を喫し、予選Q1から上位グリッドを目指すことになった。
その予選は直前になって雨が降り始め、ウエットコンディションに。そんな中、スズキのミルとアレックス・リンスは序盤から好ペースを見せていた。だが路面が乾いていき、他のライダーがタイムアップしていった一方、スズキ勢は伸び悩み、2台共にQ1でノックアウトされてしまった。
ミルは、タイヤがオーバーヒートしてしまったため、最終的にタイムアップすることができなかったと明かした。そして、14番手は確かに今季最悪のスターティンググリッドではあるものの、今季これまでの4レースで9番手か10番手からスタートしていたことを考えると、あまり変わらないと主張した。
「全体的には悪くない1日だった」と、ミルは話す。
「FP4ではほぼ適切なペースで走ることができたし、FP3のウエットコンディションでも問題はなかった。予選でも同じだ。ウエットコンディションでは好調だった」
「でも、最後の2周は路面が急速に乾いてしまって、僕はソフトタイヤを履いていたんだけど、タイヤを少しオーバーヒートさせてしまって、ちゃんとグリップが得られなかったんだ」
「間違いなく今後のための経験にはなったけど、今日はもっと前に出られるスピードがあったので、とても残念だ」
「レースとはそういうものだとは思う……14番手からスタートするのは常に問題だけど、僕はいつも10番手からスタートしているので、大きな違いはない」
一方、予選を15番手で終えたリンスは、Q1での戦略が正しくなかったと考えているようだ。彼はQ1終了間際、路面が乾いているタイミングで、リヤタイヤをソフトのウエットタイヤからミディアムのウエットタイヤに交換できていれば、もっと競争力を発揮できたと考えている。
「間違いなく、今日は難しい1日だった」とリンスは語った。
「僕たちはベストな戦略じゃなかった。こうしたコンディションでは、適したコンパウンドを選ぶのは難しいことだ」
「フロントはミディアム、リヤはソフトで走り始めることにしたけど、どのタイミングでストップしてタイヤを交換するのか、1回のストップで済ませるかクルーチーフと話していた」
「でもバイクの上では、どのタイヤを履くかよりもどうすれば速く走れるかを考えていた」
「だから、もしもストップしてリヤにミディアムを履くことができていたら、きっと良いポジションにいられたはずだ」
「でも、とにかくこれが現実なんだ。レースのことを考えなければならない、それだけだ」
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