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タイトル争いは今から始まる……ジョアン・ミル、3度目の表彰台で自信深める

スズキのジョアン・ミルはミサノ2連戦で連続で表彰台を獲得するなど好調だ。ミルはオーストリアGPで初表彰台を獲得したことで、タイトル争いにおけるさらなる自信を得たと語っている。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPはミサノ・サーキットでの連戦を終えたが、ここではスズキのジョアン・ミルが好調な走りを見せた。彼はサンマリノGPで3位、続くエミリア・ロマーニャGPでは2位を獲得し、チャンピオンシップ争いでは首位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)からわずか4ポイント差に迫っている。

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 ミルは第5戦オーストリアGPでキャリア初の表彰台を獲得。第6戦スティリアGPでは赤旗によるレース中断までは優勝目前の走りを見せるなど、ここ最近のレースでは非常に強力なパフォーマンスを示している。

 こうした力強いパフォーマンスを、ミルは予想していなかったという。そしてオーストリアGPでの初表彰台がきっかけとなり、レースでコンスタントに表彰台を争えるようになったと語った。

「オーストリアから後は、本当に競争力があって、表彰台を獲得するようになった」

「初めて表彰台を獲得した時は、自信過剰のようだった。でも、1度表彰台を獲得できたなら、それを繰り返せないことがあるだろうか? それが僕のしていることだ。このコンスタントさを維持するのは本当に難しいけど、そうすることが全レースでの目標なんだ」

「僕らは本当にコンスタントに来ている。僕の印象では、スズキのバイクは本当にバランスが良くて、大体の場所で機能する。特に直近のふたつのサーキットでは、良いフィーリングだった」

「それから初表彰台のあと、無意識の内に頭が切り替わったんだ。そのことによって毎レース表彰台を争うことができているんだ」

「だからこの感じで続けていこう。最近の4レースで、僕らは3回表彰台を獲得したのは事実だ。ただコースは2つだけだけどね。(次戦)バルセロナでまた表彰台を獲得できるか、それか優勝を争えるか、どうなるかを見てみよう」

 またミルはチャンピオンシップをドヴィツィオーゾらと争えていると感じており、シーズンは今から始まったようなものだと語った。

「自分もチャンピオンシップを争えていると感じている」と、ミルは言う。

「正直、今はまだ多くのポイント獲得の機会が残されているからチャンピオンシップのことを考えてはいないけどね。今が折り返しなのは事実だし、上位4人はほとんど同ポイントだ」

「だから今からチャンピオンシップが始まったように見える。僕らがこのコンスタントさを最終戦までキープすることができるかどうか、見てみよう」

 

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