スズキのミル、次戦ミサノGP欠場へ……オーストリアGPの転倒で足首靭帯を損傷。追加検査で明らかに
スズキからMotoGPを戦うジョアン・ミルは、レッドブルリンクで行なわれたオーストリアGPで転倒。足首を負傷したことにより、来月行なわれるミサノGPを欠場することとなった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
スズキのジョアン・ミルは、オーストリアGPでの転倒により、次戦ミサノGPを欠場することとなった。
2020年の世界チャンピオンであるミルは、オーストリアGP決勝レース1周目のターン4で転倒。マシンから投げ出されたことで、グラベルに激しく叩きつけられた。
国際映像でも転倒後に足首を抑えるシーンが映し出されていたが、サーキットでのX線検査で右足首の距骨に小さな骨折が発見。マヨルカ島でファン・ガルシア医師により行なわれた追加検査では、靭帯と骨の損傷がさらに発見された。
スズキの発表によると「15日間の休養後、ケガの状態を確認するために再スキャンを行なう。そこで治療方針を決定し、可能であればモーターランド(アラゴン)から復帰する」予定だという。
ミルの代役はまだ発表されておらず、スズキはMotoGPプロモーターのドルナ・スポーツと共に「ミサノでの最善の解決策を検討する」と語っている。
ミルは、スズキがシーズン末で撤退する今季はここまで表彰台を獲得できておらず、ランキングでも12番手となっている。
ミルは「アラゴンでは復帰できる自信がある」として次のように語った。
「日曜日の激しいクラッシュからより大きなケガを防いでくれたダイネーゼとAGVに感謝したい」
「厳しいシーズンになっているが、もっと強くなって戻ってきたい。チームや応援してくれるみんなに、もっと良い瞬間を見せられるはずだ」
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
スズキのチームマネージャーであるリヴィオ・スッポはこう語っている。
「ジョアンには本当に残念に思っている。この困難なシーズンでは、問題が起こり続けている」
「いずれにせよ、我々は前向きでいなければならない。クラッシュは本当に大きく、最終的には重傷となってしまったが、もっと悪くなる可能性もあった」
「だからポジティブに考えて、これら15日でどう回復するかを見て、できればアラゴンに間に合うようにしたい」
スズキの撤退により必然的にシートを失うミルは来季、ホンダのファクトリーチームであるレプソル・ホンダに加入すると見られている。オーストリアGPの週末を前に彼は、「契約締結まで本当にあと少し」と語っていた。
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