MotoGP カタールGP

欧州勢の後ろで“ジャパンカップ”が繰り広げられるMotoGP……ホンダのジョアン・ミル「今と同じ集中力で開発を続けなくちゃ」

ジョアン・ミルはMotoGP開幕戦を苦しい状況でスタートしたこともあり、ホンダに対しては開幕前と同様の集中力でマシン開発を進めていくことを求めた。

Rachit Thukral

Rachit Thukral

公開日時: 2024/03/14 6:58

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Joan Mir, Repsol Honda Team

 レプソル・ホンダは2024年シーズン開幕戦を苦しい結果で終えた。この状況を受け、ジョアン・ミルは今後も開幕前と同じ集中力で精力的にマシン開発を続けていくことを求めた。

 ホンダはここ数年成績が低迷。2023年限りでエースのマルク・マルケスが離脱する状況に追い込まれた。

 2024年シーズンに向けてホンダはマシンを全面的に見直し、開発側のアプローチもこれまでとは変わって来たことが示され、新型のパフォーマンスには期待もかけられた。

 しかし開幕戦カタールGPでホンダ陣営は今シーズンもヨーロッパ勢の後塵を拝する構図から抜け出せていないことが浮き彫りとなった。決勝では2020年の王者であるミルが、2021年王者のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と11番手を争い最後は13位でフィニッシュした。

 ミルはレースを振り返ると、日本メーカーによる“ジャパンカップ”が繰り広げられていたと語った。

「18番グリッドからスタートして、結構多くのライダーをオーバーテイクすることができた。その後、上位に近づいて、先頭集団も見ることができた」

「僕はレース全体をファビオの後ろで走っていた。ラスト5周で彼をオーバーテイクしていこうと決めたのは、まだもう少しできると思ったからだ」

「それでプッシュし始めて1秒差を空けたんだけど、タイヤをダメにしてしまった。レース全体でやってきたことが最後の2周で台無しになってしまった」

「“ジャパンカップ”を戦うのは少し楽しめたよ。ジャパンカップをリード、であってもね」

「でも最後の5周で楽観的になりすぎた。タイヤがああまで大きな崖になるとは予想していなかった」

Joan Mir, Repsol Honda Team

Joan Mir, Repsol Honda Team

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 2024年シーズンはドゥカティ、KTMそしてアプリリアが日本勢よりも大きく進歩してきたというのが、これまでの見方だ。

 当然ホンダは手をこまねいていたわけではなく、昨年のミサノテストの2024年型プロトタイプから今年2月のテストで発展型マシンを投入するなど、開発スピードを上げてきている。

 ミルは、2024年にライバルに追いつくチャンスがあるなら、その開発への集中力を維持していく必要があると考えている。

「ウチのバイクは昨年から改善している。でも他がもっと改善しているんだ」

「(カタールでの)昨年のレースタイムやポジションがどうだったかはちゃんと覚えていないけど、トップ集団から超離れているわけでは無かったと思う」

「ライバルたちが前進したんだ。僕らも進歩したけど、十分じゃない」

「チーム内で進めていることは分かっているし、ハードに取り組んでいる」

「僕が求めているのはそれを継続して、同じ集中力でもっと開発をしていくことだ。今あるものでは不十分なんだ」

「昨年は年間を通じて同じパッケージだった。正直、それだとなんとかやっていくにも精神的に凄く大変だった」

「今年はかなり期待していた。今は変化を目の当たりにしてるんだ。だからこの雰囲気で続けていけることを期待しているよ」

Luca Marini, Repsol Honda Team

Luca Marini, Repsol Honda Team

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 なお2023年のカタールGP(11月開催)ではホンダ勢トップのマルク・マルケスが勝者のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(当時グレシーニ)から15秒差だった。

 2024年開幕戦はホンダ勢最上位のヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が、優勝したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から18秒差でゴールしている。

 状況が違うため一概に比較することは難しいものの、ホンダはレース距離でさらに3秒の差をつけられてしまったと考えることもできる。

 この状況に今季からホンダに加わったルカ・マリーニは、開幕戦だけで結論を出すのは間違いであり、そもそもホンダが短期間で何を達成するかについては、全員が現実的であるべきだと語った。

「まだ開幕の1戦だけだよ。僕らは現実的になって、落ち着く必要がある」

 マリーニはそう語る。

「ヨハンは良いレースをしたと思う。僕らは立ち位置としてはかなり後ろだ。毎年、バイクを開発するために、誰もが凄くプッシュしていることを知るべきだ」

「そして、限界というのは少しずつ押し広げられているモノだから、ただ一度到達すればいいというものじゃない」

「トップに戻る必要があるけど、簡単じゃないよ。時間が必要なプロセスなんだ。だから落ち着いて、一歩ずつ進んでいく必要がある」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 マルケス「まだこのバイクの限界には達していない」ドゥカティで開幕戦4位の6度王者、まだまだ進化の余地アリ

次の記事 開幕からライバルとの差歴然のヤマハ「満足はしていない。だが我々は魔法使いではない」と現実路線強調

More from

Rachit Thukral



トヨタWECのマイク・コンウェイが今季限りでの現役引退を発表。小林可夢偉らとル・マン2勝

WEC

WEC 7 時間前

トヨタWECのマイク・コンウェイが今季限りでの現役引退を発表。小林可夢偉らとル・マン2勝



アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる

MotoGP

MotoGP

日本GP

2 日前

アコスタ、日本は苦しい7位「こんなタフなレースは久しぶり」母国戦小椋とのバトルも演じる



ベッツェッキ、MotoGP日本GP初日はあわや転倒の危機「幸運だった。中上のことは残念だ」

MotoGP

MotoGP

日本GP

4 日前

ベッツェッキ、MotoGP日本GP初日はあわや転倒の危機「幸運だった。中上のことは残念だ」

最新ニュース



スーパーフォーミュラの社会人向けイベント『技術セッション』、第4回はレノボ、マツダらが登壇。参加者募集中

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ 1 時間前

スーパーフォーミュラの社会人向けイベント『技術セッション』、第4回はレノボ、マツダらが登壇。参加者募集中



太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ 3 時間前

太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠



チーム全員での合わせ技一本! ブルツ、トヨタのWEC富士優勝の舞台裏語る「フォトグラファーも含め、全員で協力した」

WEC

WEC WEC

Fuji

4 時間前

チーム全員での合わせ技一本! ブルツ、トヨタのWEC富士優勝の舞台裏語る「フォトグラファーも含め、全員で協力した」



レッドブルの驚異的な開発力。ついに優勝にまで辿りついた……メキーズ代表も満足「これが我々の真骨頂だ!」

F1

F1 F1

バーレーンGP

4 時間前

レッドブルの驚異的な開発力。ついに優勝にまで辿りついた……メキーズ代表も満足「これが我々の真骨頂だ!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録