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“恵みの雨“のおかげで6位ゲット! ジョアン・ミル「もっと悪いコトになる可能性もあった」

スズキのジョアン・ミルは、MotoGPインドネシアGPで17番手から6位フィニッシュと見事な追い上げを見せたが、これは“雨“がなければ不可能だったと語っている。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第2戦インドネシアGPでスズキのジョアン・ミルは6位でフィニッシュ。後方からの追い上げを見せたが、この結果はレース前の雨がなければ不可能だったという。

 ミルはインドネシアGPに向けて高温対策が施されたリヤタイヤでのグリップに苦戦。決勝は17番グリッドからと、後方スタートになってしまった。

 しかし決勝レースでは、オープニングラップで一気に8番手にまで浮上。8番グリッドスタートだったチームメイトのアレックス・リンスに次ぐポジションでのフィニッシュを果たすことができた。

 ミルは、決勝日朝にドライで行なわれたウォームアップセッションで多少の改善があったとはいえ、こうした追い上げはウエットレースにならなければ不可能だったろうと認めた。

「ああ、ウォームアップでは多少改善できたよ」と、ミルはmotorsport.comに語った。

「セクター4で少し苦戦していたんだ。でも6位フィニッシュを完全なドライコンディションで果たすのは、本当に難しかっただろうと思っている」

「それが可能だったとは思えない。もっと悪い状況になる可能性もあったから、今回は凄く重要なリザルトだ」

 なおインドネシアGP決勝は、大雨によるレースディレイが発生する以前から、周回数を27周から20周へと減らすことが決定されていた。その原因は、最終コーナーの路面が壊れ始めていたためだ。

 ミルは全20周へと変更されたことについては残念だと語っているが、今回は満足するしかないとも考えている。

「ああ、最終的にフィーリングは少し取り戻せたから良かったよ」

「ポジティブじゃなかった点は、この週末の間取り組んできた方向が、凄く苦労していたことだ。レースでもブレーキングではかなり苦しんだ」

「けっこうワイドに膨らんでしまっていた。ターン10では毎周ワイドに進んでしまって、大変だったんだ」

「でも凄く良いレースを序盤にできたから、喜ぶべきなんだろう」

「20周のレースだったのは残念だ。終盤にはもっとできそうだったからね。でも、それはそれだ」

 
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