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ミル、2023以降の契約は白紙。マネージャーは「MotoGPに来たことも無い日本人が撤退決定」と怒り

スズキのMotoGP撤退後のシートについてホンダ加入が噂されているジョアン・ミルだが、彼のマネージャーはまだ契約が交わされている訳では無いと語っている。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 5月12日、スズキは2022年限りでのMotoGP撤退を運営のドルナと話し合っていると認めた。実質的に撤退を認めた形だが、ライダーのジョアン・ミルとアレックス・リンスは来季以降のシートを探す必要が浮上してしまった。

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 2020年に王者となったミルはこれまで、スズキとの契約延長が目前になっていたと明かしている。その状態から新たに他チームでのシートを探す必要に迫られているわけだが、彼のマネージャーであるパコ・サンチェスは優先事項はファクトリーマシンを手にすることだと語っている。

 なお、一部ではミルは既にホンダと契約済みとも報じられているが、サンチェスは現時点で契約を結んだ事実はないと指摘している。

「ジョアンの優先事項は常にスズキとの契約を延長することだった」と、サンチェスは言う。

「だから我々は昨年10月からサハラさん(佐原伸一/プロジェクトリーダー)と契約延長をしようとしていたし、リヴィオ・スッポ(チームマネージャー)が来てからもそうだった」

「ジョアンが契約延長を望んでいることは彼らも知っていたし、我々もジョアンとの契約を彼らが望んでいることを疑ったことはなかった。だから、こちらとしては非常に快適な状況だったんだ」

「最後にリヴィオが着任し、彼もそれを望んでいたことでこの件を終えられると考えて待っていたんだ」

「motorsport.comでニュースが報じられ、こうした事態となった後、私は当然だがパドックの全チームマネージャーに連絡をとり始めた。つまりジョアンのためにマシンを用意できると思うマネージャー全員だ」

「本当に全マネージャーというわけじゃない。テック3やプラマックに行くことに興味は無いからだ」

「優先順位はファクトリーバイクを手にすることだ。彼らと連絡をとり、何度かミーティングも行なった。できるだけ早く交渉を終わらせようとしていくつもりだ。ただ、心配はしていない。私達は『仕事が無いんだ。何でもいいから契約してくれ』と言うような弱い立場ではないからね」

「『ジョアンに興味があるだろう。彼は世界チャンピオンだし、どのバイクでも高いポテンシャルがあると思う』というわけだ」

「だからもし彼らにその意思があるなら、交渉の席は開かれている。ただ通常の条件であり、スズキの離脱は考慮しない」

「ミーティングは何度かしているが、それ以上話せることはない。非常に多くのジャーナリストから、ヤマハと契約しただの、ホンダと契約しただのと言われているが、それらは全くのデマカセだ。真っ赤な嘘だよ」

「どこかのチームと契約に近づいているのかもしれないし、実際にそうなのかもしれない。しかし私は法曹界の人間だ。契約は0か100かなんだ」

「スズキとは契約に近づいていたが、今はトラブってしまった」

「毎日色々なことが起こる。明日にもジョアンがクラッシュに遭うかもしれないし、大怪我を負って契約も無いかもしれない。そういうものなんだ。だから、様子を見ていくつもりだ」

「スズキでの契約と同レベルのモノを維持することを望んでいる。それが我々の優先事項だ」

「そうでなければ、ジョアンは家に帰るだろう。彼はタダで、もしくは現在KTMやドゥカティが彼らのライダーにオファーしている最低な契約でライディングすることはない」

「私はMotoGPでレミー(ガードナー/テック3)も担当している。彼の契約がどれくらい最低なモノか私は知っているが、レミーはそれを受け入れた。だが、ジョアンにとってそれは受け入れ難いものだ」

 またサンチェスは、4月に行なわれたポルトガルGPでスズキからのオファーの内容が、2019年のルーキーイヤーに結んだ契約よりも劣る、”受け入れ難い”ものであったとも認めている。

「ポルティマオで受け取った最初のオファーは、受け入れ難いものだった」

「昨年中、そして今年初めから我々は条件を維持できるように話をしてきた」

「サハラさんは『考えている。パコ、心配しないでほしい。日本人のことは分かっているだろう』と話していた。そして、それは本当のことでもある。我々はダビデと最初の契約(2019年)には数ヵ月を要した」

「契約までに6~7ヵ月が必要だったんだ。だから、日本の人たちの書類作成が本当に遅いことは知っている」

「だが心配はしていなかった。ダビデの言葉もあったし、今回もサハラさんからそう言葉をかけてもらっていたからだ」

「ジョアンは、バイクも改善されたことで、パフォーマンスにもチームにも満足していた。全てが完璧だったんだ。だが突如として変わってしまった」

「何故だろうか? 私はこの決定がMotoGPに対する情熱を持ち合わせていない人たちによって下されたものだったと思っている。日本で、スーツを着て椅子に座っている、ここに一度も来たことのない人たちによって決定されたんだ」

「彼らはここで働いている人間のことなんて心配していない。ここに居る誰もがプロフェッショナルなんだ。だからこそ、こんなバカげた話はない。彼らは非常に少ない予算で、本当に素晴らしい結果をもたらしている。こんな状況になるはずの功績じゃないんだ」

 なおサンチェスが明言することを避けた、ミルのレプソル・ホンダ加入説だが、ミル本人はマルク・マルケスのチームメイトになることに対して、「たしかに史上最高のライダーだと思う。そんな男からは非常に多くのことを学べるんだ」と、乗り気とも取れるコメントをしている。

 
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