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大躍進ランク2位に“大満足”! モルビデリ「ミラーに負けたけど2位が嬉しい!」 

ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは2020年のMotoGP最終戦ポルトガルGPでジャック・ミラーとのバトルに破れ3位となったが、それよりも年間2位を獲得したことの方が嬉しかったと語った。

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

Gold and Goose / Motorsport Images

 アルガルヴェ・サーキットで行なわれた2020年のMotoGP最終戦ポルトガルGP。その決勝レースは母国戦のミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)がポールトゥウィンで2勝目を挙げ、2位はジャック・ミラー(プラマック)、3位はフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)となった。

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 モルビデリはレース序盤からラストラップまで、ミラーを引き連れて2番手を走行。そのまま抑え切るかとも思われたが、ラストラップのターン13でついにミラーによるオーバーテイクを許してしまい、3位でのフィニッシュとなった。

 最後の最後でポジションを落としてしまったモルビデリだったが、彼にとってこの順位は十分なものだった。なぜなら年間ランキング2位を争っていたアレックス・リンス(スズキ)が15位と下位に沈んでいたため、モルビデリは無事ランキング2位を確保することに成功したからだ。

「ラストラップでポジションを落としたことよりも、チャンピオンシップで2位になったことのほうがすごく嬉しいよ」と、モルビデリは語った。

「ジャックはとても調子が良く、強かった。特に終盤は彼のほうが僕より強かったし、彼は抜け目なかった」

「彼は僕のことをオーバーテイクできたし、僕に再び抜き返すチャンスを与えなかったんだ。だから彼には称賛を送りたい。それからミゲルもね。今日、彼には触れることすらできなかった」

「序盤は彼の後ろに留まることが可能かを確かめようとしていたんだけど、無理だった。始まってすぐに彼にはついていけないとわかったんだ」

「それから多くのリスクを冒して200%のプッシュをしようとした。チャンピオンシップ最終戦を表彰台で終えたいと思っていたんだ。そして、僕らはやりきった」

 2020年シーズン、モルビデリは大きな躍進を遂げた。3勝を含む5度の表彰台を獲得し、さらにポールポジションも2回獲得。一躍トップライダーへの仲間入りを果たした。

 彼は来シーズン、自身の師匠に当たるバレンティーノ・ロッシとチームメイトとなる。モルビデリはそれに先駆けてこの好結果を得られたことで自分の能力に対する信頼感が高まり、期待が膨らんでいると語った。

「僕は自分のことについてもっと多くのことを知ることができた」と、モルビデリは言う。

「自分自身への信頼を、期待をより持てるんだ。なぜなら自分たちに何ができるのかを知っているからだ」

「来年は僕らにとって重要な1年であり、興味深い1年になることは確かだろう。ただ結局の所僕らはサテライトチームのライダーなんだ。(来年に向け)期待はある。でも期待しすぎてはいない。とにかく来年もサテライトライダーなんだからね」

 

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