モルビデリ初表彰台は「“兄貴”ロッシのおかげ」と感謝。ロッシも弟子の活躍に喜び
フランコ・モルビデリはチェコGPでキャリア初表彰台を獲得したが、良き指導者としてのバレンティーノ・ロッシの助けがあったおかげだと語った。

フランコ・モルビデリは2018年にMotoGPクラスへデビューしたが、今季のMotoGP第4戦チェコGPでキャリア初の表彰台を獲得した。彼はこの表彰台は指導者であるバレンティーノ・ロッシのおかげだと語っている。
モルビデリはチェコGP決勝を2番グリッドからスタートすると、オープニングラップで先頭に躍り出て、以降12周に渡ってレースをリード。
最終的にはブラッド・ビンダー(KTM)にオーバーテイクを許してしまったものの、MotoGPクラスで参戦3年目にして初の表彰台を手にした。
モルビデリはロッシの主催するVR46アカデミーから初めて最高峰クラスへと足を踏みいれたライダーであったが、彼はこの結果にたどり着くにあたって、いかにロッシの存在が大きなものだったかを語った。
「僕がここにいるのは、ほとんど彼(ロッシ)のおかげだ。彼は僕が無名だった頃から僕のことを信じてくれたんだ」
モルビデリはそうロッシの貢献を語った。
「だから、同じレースを戦っているのはちょっと妙な状況だとは思う。だけど最終的にレースが終われば、彼は僕の素晴らしい友人だ。彼は僕の叔父のようでもあり、それ以上に兄貴のような存在なんだ」
「レース後にはただ彼とハグをしたかったし、アカデミーのライダーみんな……そこにいる(アンドレア)ミーニョ、(セレスティーノ)ビエッティ、(マルコ)ベッツェッキともハグをしたかった。素晴らしい瞬間だったよ」
師匠であり叔父、そして友人であり兄貴と評されたロッシも、モルビデリの表彰台獲得を誇りに感じているようだ。ロッシは冬季テストから強さを示していたモルビデリにとって、表彰台は“当然のものだ”と語った。
「フランコのことは誇りに思う。彼は素晴らしいレースウィークを過ごし、素晴らしいレースをしたよ」
ロッシはmotorsport.comにそう語った。
「彼はいつも速く、そして強かった。今年は冬季テストから彼が非常に強かったから、表彰台は当然のことだ」
「フランコ、そしてすべてのアカデミーのライダーのことを誇りに思う。彼らがとてもいい仕事をしていると思うし、マネージメントやトレーニングだけでなく、いいチーム、いいバイクを見つけられるようにサポートして彼らを助けてきたんだ」
「フランコにペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ)……MotoGPには良いバイクが沢山はないから、かなり難しい。でも僕らは彼らを良いバイクのある良いチームへ送り出すことができた。彼らも彼ら自身の価値を実際に示せると思う」
「彼らは非常に強いと思っているし、この先(チャンピオンシップの)主役になれると思うよ」
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