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「MotoGPでのベストレースだった!」モルビデリ、バトル制した3勝目誇る

ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは、MotoGP第14戦バレンシアGPで挙げた3勝目が自身のMotoGPキャリアにおけるベストレースだったと振り返った。

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第14戦バレンシアGPでポールポジションを獲得したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、全27周のレースのほぼ全てにおいて集団をリード。ハイペースな走りで今季3勝目を挙げた。

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 レース中盤には1秒のギャップを築くなど、モルビデリの走りはペースが良く、2番手のジャック・ミラー(プラマック)を引き離していた。

 ただレース最終盤になると、ミラーがモルビデリに接近。ラストラップにはテールトゥノーズの状態に持ち込まれてしまい、最後は白熱したバトルが展開された。

 ミラーはモルビデリに対して果敢にオーバーテイクを仕掛けていくが、完全に抜き去ることができないまま、ターン5でモルビデリがポジションを守り切ると、以後はミラーによるアタックを防ぎ続けて、トップでフィニッシュ。今季3勝目をポールトゥウィンで飾った。

「そうだね、これまでのMotoGPにおける僕のベストレースだったと思う」

 motorsport.comに今回のレースに関する振り返りを訊かれたモルビデリは、そう答えた。

「ものすごいリズムでの凄く良いバトルを最後にできた。だから間違いなくこれまでのMotoGPでの僕のベストレースだ」

 モルビデリは今季これまでに3勝を挙げたが、バレンシアGPでの優勝は以前の2回とはまた異なった形となった。

 以前の2勝ではモルビデリは先頭でギャップを開き、バトルに持ち込ませないまま逃げ切っていた。しかし今回はミラーとの激しいバトルを制して勝利している。

 モルビデリは自身がバトルの中でも争えることは分かっていたと言う。ただこれまではMoto2、そしてMotoGPクラスではより下位の争いでしかできていないことだった。

 だからこそ、ラストラップのミラーとのバトルを制しての勝利は、彼が最高レベルにたどり着いているという証明になったと、彼は結果を誇った。

「自分がバトルの中でも争えるだろうことは分かっていた」と、モルビデリは言う。

「それは分かっていた、僕はMoto2や、MotoGPでは上位ではなくともそれをしてきたからね」

「バトルができてよかった。ラストラップで素晴らしいライダーと勝利を争って、自分の力を証明することができた」

「いい形でこの結果が得られた。そのことはとても良いことだと思う」

 

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