MotoGPマンダリカテスト、初日の”コース清掃”要請にモルビデリ憤慨「想定していない。クソ危険な仕事」
ヤマハのフランコ・モルビデリは、MotoGPのマンダリカテスト初日にコースが非常に汚れていたことを受け、「MotoGPライダーがコース清掃をするなんて危険すぎる」と憤慨した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPは2月11日からプレシーズンテスト後半が開始され、2022年から新たに開催となるインドネシアのマンダリカ・インターナショナル・サーキットに各チーム・ライダーが集った。
しかし、新設コースのコンディションについてはライダー側から怒りの声が上がっている。
11日の走行では、早朝まで降った雨の影響で路面がかなり汚れており、セッションを一時的に中断し清掃作業を行なわなければならなかった。
そしてライダー達には路面のクリーンアップを助けるため、最低でも20周以上周回するように要請が行なわれたが、これが一部のライダーから批判の的となった。
モルビデリはこれを批判したライダーのひとりで、彼はライダーが路面の“掃除屋“として使われることに不満を表明。一方で協力を主導したドゥカティ勢については称賛もしている。
motorsport.comからライダー達はもっとこうした問題について団結する必要があるかと尋ねられたモルビデリはこう答えている。
「事実として、ライダーはこうした仕事は目的にしていないということだ。コースを綺麗にする仕事は、想定していないんだ」
「MotoGPバイクで汚れた路面を走るのは危険だ……クソほど危険なんだ。誰もトラックでそうしたいとは思っていない」
「ドゥカティはマシンとしてかなりのグリップを備えている。今日見られた出来事からも、情報を読み解けるだろう。つまりメーカー間のバイクの違いを目にしたんだ。ドゥカティ勢のライダーは、コースが汚れているときに多く走っていたと思う」
「彼らはコースへ出ていくのに十分安全だと判断して”清掃”していたけど、他のライダーにとってはそうではなかった。でも幸運なことにドゥカティ勢や、KTMの何人かがコースに出ていった。これは僕の私見だけど、彼らのバイクは凄くメカニカルグリップがあるんだと思う」
「それで『よっしゃ、一緒にコース出ようぜ』となったとしても、それを嫌がるライダーも居る。それはマシンパッケージとして、彼らと同様のグリップではないからだ」
モルビデリがそう批判する一方で、RNFヤマハのアンドレア・ドヴィツィオーゾはサーキット路面を綺麗にするためにライダーを送る決定を下したことは、適切だったと考えている。
「路面の状況は決して理想的なものじゃなかった。汚れすぎていたからね」とドヴィツィオーゾは言う。
「受け入れがたいコンディションだった。走ることなんてできなかったんだ」
「でも僕らは乗らなくちゃならなかった。(ライダーへの走行要請は)適切な決定だったよ。最終的にはかなり狭くともラインができたからね。そこではプッシュすることができるし、コーナーも適切に速度が乗るからトラックの走行ラインについても理解できた」
「だから全体として、あれは適切な決定だったと思う。ミーティングの前には誰も乗りたがっていなかったけどね。本当に乗れるのかよ、というコンディションだったからだ」
「それでも結局のところあれは適切な決定だった。問題はアスファルトの礫が、誰が他のライダーの後にいると飛んでくることだった。あれは良くないね」
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