モルビデリ、スプリント4位に「こういう結果が必要だった!」続く大苦戦についに光明?
ヤマハのフランコ・モルビデリはMotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースで4位を獲得。彼は昨年から苦戦が続いていただけに、かなり嬉しい結果になったと語る。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースでヤマハのフランコ・モルビデリは4位と上位入賞を達成。苦戦が続いていたこともあり、彼としても嬉しい結果だったという。
モルビデリは2020年に3勝を挙げる活躍を見せていたが、翌年に膝の怪我を負ってしまったことをきっかけに失速。2021年終盤からヤマハファクトリーチームに移籍したが、2022年シーズンを通じて苦戦し続けていた。
今シーズン開幕戦でも良い走りを見せることができていなかったモルビデリ。しかしアルゼンチンGPが始まると一転して好調な滑り出しで、スプリントレースでも一時はトップを走る姿を見せ、4位と上位でのフィニッシュを果たすことになった。
2021年のスペインGP3位以来となる好リザルトを獲得したモルビデリは、この結果を素直に喜んでいる。
「素晴らしかった。良いスタートを切ることができたんだ。ターン1ではちょっとエキサイトしすぎたかもだし、ウエットパッチがあって怖くもあった。そこでワイドになって先頭は奪えなかったんだ」
「そこから取り戻して、数周の間レースをリードすることもできた。信じられないほどの気分だし、凄く良い気分だ」
「ドゥカティよりもポテンシャルが低かった。でも最大限の力を引き出して、できる限りの結果を持ち帰ろうとした」
「それが4位という結果だった。チームは追いつくためにハードに取り組んでくれているし、この結果に値するよ。僕らは一丸となってもっと頑張る必要がある。こういったパフォーマンスは、良い燃料になるんだ」
「こういう結果が必要だったんだ。とても嬉しいよ」
Franco Morbidelli, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
またモルビデリは2023年型マシンではパワーが改善されたことで、ライバルに対してもストレートで簡単に追い抜きを許してしまうことを防げたと語っている。
「ストレートであのポジションを維持するする助けになってくれたエンジニアやマルモリーニ(ルカ・マルモリーニ/エンジン開発の協力者)に想いを馳せていた」
「僕らは簡単にはオーバーテイクされなかった。これはポジティブに捉えられることだ。昨年はストレートでは思い切り負けていたからね」
一方でプラクティスから苦戦しているのがクアルタラロだ。スプリントレースは9位で終えているが、彼は路面のグリップが低い状況でモルビデリの強みが活きていると考えており、そのデータは自分にとっても有用だと語った。
「フランコと僕は、全く異なるライディングスタイルだと思う」
「バルセロナやマレーシアのようなグリップが低いトラックでは、彼は常に速いんだ」
「ブレーキとコーナーのアグレッシブさみたいな部分だ。僕はそこで遅れている部分があって、ここアルゼンチンでは苦しんでいる」
「日曜日は上手くいくだろう。というのもデータを見ていると特にバイクを減速させる点でいくつか違いが見られているんだ」
「僕はブレーキをよりかけていたんだけど、減速できていなかった。これは興味深いことだし、決勝に向けては素晴らしいデータになると思う」
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