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劣るマシンで俺はよくやった! 表彰台逃したモルビデリ、結果には不満も走りには満足

フランコ・モルビデリはMotoGPカタルニアGPでポールポジションから4位という結果に終わったことに“怒っている”ものの、自身が高いレベルにあることを示しているためポジティブな気持ちでいると語った。

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第9戦カタルニアGPで4位に入賞したペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは、表彰台を逃したことは残念だが、自分のレベルの高さを示せたとポジティブな姿勢を示した。

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 モルビデリは予選でキャリア初のポールポジションを獲得して、決勝レース序盤をリード。ただ9周目にはチームメイトのファビオ・クアルタラロの先行を許し、更に中盤の14周目にはターン1のブレーキングでミスが有り、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の後ろ3番手にまで後退してしまった。

 その後ロッシの転倒リタイアにより2番手に戻ったモルビデリだが、ペース良く追い上げてきたスズキのジョアン・ミルとアレックス・リンスの2名に捕まり、ポジションを守り切ることはできず4位でフィニッシュとなった。

「この4位という結果には腹が立っている。でも、これはポジティブなことでもある。僕らが素晴らしいレベルにあるということを示しているからだ」

 モルビデリはレースを振り返ってそう語った。

「素晴らしいスタートを切ることができた。ただおそらくちょっとプッシュしすぎてタイヤを使いすぎてしまったのかもしれない。ファビオが来たとき、戦う準備ができていなかったんだ」

「それで彼の後ろにつくと、ストレートでは少し負けていた。追いつくためにはブレーキングでかなりリスクを冒す必要があって、ミスをしてしまった」

「ほとんど彼にぶつかりそうになってしまって、まっすぐ、ワイドに進む必要があった。これで2秒を失ってしまい、ひとつのミスが表彰台を犠牲にしてしまった」

「だから僕としてはこのミスには腹を立てている。でも今週末全体については満足しなくちゃいけないね」

 今シーズン、モルビデリの使用するYZR-M1は“Aスペック”と伝えられているが、事実上は2019年型だ。そして彼の言うように、スピードトラップでは2020年型に乗るクアルタラロと比較すると最大で時速5.5kmほど遅く、グリッド上でも最も遅い数値だった。

 このギャップはレースにおけるタイヤマネジメントの戦略を立てることができないことを意味しており、グリップのある間にプッシュすることを余儀なくされたと、モルビデリは語っている。

「タイヤのマネジメントについては考えていなかった。なぜならストレートでパワーがあるときしかタイヤについて考えられないからだ」

「そして僕は、明らかにその点ではグリッド上で最も弱い」

「今週末、僕は他のヤマハ勢よりも時速6kmほど遅かった。そしてレース終盤にはドゥカティ勢よりも時速22kmも遅かったんだ」

「だから僕は何も戦略を立てられなかった。僕はただスタートから全力で行くしか無かった。グリップがあるときに自分の全力を発揮したかったから、タイヤマネジメントなんて考えられなかったんだ」

「でも僕はこれが自分のパッケージにとってベストな戦略だったと思っているよ」

 またモルビデリはサンマリノGPでの優勝後、チャンピオンシップで“何か大きなモノ”を争えると考えていたと認めた。

 モルビデリはカタルニアGP終了後も首位のクアルタラロから31ポイント差の5番手に留まっている。しかし彼は他のヤマハ勢に比べて速度で劣るマシンであることを確認したことで、チャンピオンシップへの考えを再評価したと語った。

「とても不幸だったけど、僕らはまだチャンピオンシップで5番手にいる」

「ミサノ戦の後、僕は自分がなにか大きなモノを争えるのではないかと思っていた。でも他のヤマハ勢に比べて僕のマシンの直線でのポテンシャルが低いことを目のあたりにした。それで一歩引いて、リラックスし、他のことは考えず毎回のレースを楽しもうとする事が必要なんだと思ったんだ」

 

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