モルビデリ「ポルトガルで遅いようなら……心配になる」カタール連戦での苦戦から立ち直れるか
フランコ・モルビデリは開幕2連戦を不本意な結果で終えたが、第3戦ポルトガルでも不調が続くようなら、心配になってくると認めた。
Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPはロサイル・インターナショナル・サーキットでの開幕2連戦を終えたが、昨シーズンランキング2位を獲得したフランコ・モルビデリは2戦とも苦戦し、4ポイントの獲得に留まった。彼はこの不調が第3戦ポルトガルGPでも続くようなら心配な事態だと認める。
開幕戦カタールGPでは、モルビデリはスタート時にホールショットデバイスに問題があり大きく後退し、18位でフィニッシュ。彼は更に悪いことに初日フリー走行で2度エンジンから白煙が出るトラブルにも逢い、早くも3基目のエンジンを使用せざるを得なかった。
続く第2戦ドーハGPでも彼の苦戦は続き、予選10番手から12位という結果に留まり、連勝したヤマハファクトリーチームからは差をつけられてしまった。
「カタールでは全然理解できていなかった。特定のシチュエーションでは僕らはかなり速かったんだけど、他の部分でかなり遅いんだ」と、モルビデリは言う。
「2戦目では速くなっていたけど、一貫性がなかった。あまりに早くタイヤを使い切ってしまったんだ」
そう語るモルビデリだが、彼は昨シーズン最終戦で2位を獲得したポルトガルGPが第3戦に予定されているため、ここで突破口を開きたいと考えている。
「考えはある。でもチームと話し合う必要がある。ポルティマオではまっさらな状態から再スタートしたいと思う。2020年シーズンを終えたのと同じ方法でね」
「あそこは僕らが去年レースをした場所で、バイクも基本的には去年と同じだ。だから同じ様なフィーリングが得られるべきだ。もしそうじゃないなら、心配になる。それに2020年とは違う方向を向いていく必要があることになる」
彼の語るように、モルビデリは今季も昨年同様に2019年型のマシンをベースとした“Aスペック”と呼ばれるYZR-M1を使用。今季のグリッドでモルビデリ以外に型落ちのマシンを使用しているのはエスポンソラマのふたりのみという状況だ。
そうした状況の中、モルビデリはヤマハがファクトリーチームで上手く機能している材料を供給してくれることを望んでいる。
「ヤマハがレースで勝つのを見るのは励みになる。少なくとも彼らの使っているモノを試せるようにプッシュしたいとは思う。ただ残念ながら彼らとは使っているバイクが違うから、データを(直接)比較することはできない。それにこれは諸刃の刃でもある。僕が速くなれば、彼らも同じことができるからね」
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