モルビデリの冬休みはリハビリ三昧へ。師匠ロッシとの恒例レースも欠場するほどの意気込み
ヤマハのフランコ・モルビデリはこのオフシーズンを、2021年中頃に受けた膝の手術のリハビリに注力していくつもりだと語った。
ヤマハのフランコ・モルビデリにとって、2021年のMotoGPは厳しいものとなった。
モルビデリは2020年には2019年型のYZR-M1に乗りながらも、非常に高いパフォーマンスを示し、年間3勝をマーク。ランキング2位でシーズンを終えていた。
しかし2021年はその始まりから厳しいものとなった。マシンは依然として2019年型をベースとしたAスペックと呼ばれるM1で、他のヤマハ勢3人が最新型を使用。大きく置いていかれる状況だったのだ。
苦しい序盤戦が続いたあと、モルビデリには更に試練が襲った。5月にトレーニング中の転倒により左膝を負傷すると、6月にはさらなる転倒でそれが悪化。前十字靭帯と半月板を損傷し、回復に8週間の時間を要する手術を受ける必要が出てしまったのだ。
この手術によって、モルビデリは第9戦オランダGPから第13戦アラゴンGPまでを欠場。第14戦サンマリノGPからは、ペトロナス・ヤマハSRTからヤマハファクトリーへと移った上で、まだ万全な状況ではない身体を押してレースへと復帰した。
復帰後のモルビデリは術後の膝が万全な状況ではないこともあり、最新型のM1を手にしつつも精彩を欠くレースが続いた。復帰後の5レースで、彼のベストリザルトは最終戦で記録した11位となっているのだ。
11月18~19日にヘレスで行なわれたポストシーズンテストをもって、2021年のMotoGPのイベントは終了。ライダーたちは短いオフシーズンに入ったが、モルビデリはこの休み中に左膝を完璧な状態に戻すことに集中することを決断。師匠であるバレンティーノ・ロッシの”ランチ”で行なわれている恒例の100kmレースも欠場するほどだ。
「僕にとって、この冬の主な目的はリハビリになってくるだろう」と、モルビデリ。
「膝の機能を完全に回復させるつもりだ。それができるか、様子を見てみよう。その点で問題は無いと思う」
「手術を受ける前、膝は(動きが)制限されることもなかった。サッカーやコース外である種の動きをしないように気をつけるだけだったんだ」
「今では膝は手術によって時間が必要になってしまった。ル・マン(フランスGP)以前よりも悪く感じている。でも時間の経過とともに良くなることを願っているし、そこに問題はないはずだ」
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