モルビデリ、マレーシアGPでのペナルティに憤慨。スチュワードとの”オープン”な話し合い求める
ヤマハのフランコ・モルビデリはMotoGPマレーシアGPでアレイシ・エスパルガロと接触した件に対するペナルティは”間違い”だと主張しており、スチュワードとオープンな話し合いを持つことを望んでいる。
フランコ・モルビデリ(ヤマハ)はMotoGP第19戦マレーシアGP決勝で科されたペナルティに反発しており、スチュワード側との話し合いを求めている。
モルビデリは決勝レース最終ラップに、ターン14でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を追い抜いた際に接触があった。モルビデリはエスパルガロを追い越して、10番手フィニッシュとなったが、後に審議対象となっていた接触で3秒間のタイムペナルティが決定。11位に降格となった。
今回のレースで、モルビデリがペナルティを受けるのは2回目。FP3でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の走行を邪魔したとして、ダブルロングラップペナルティを受けていたのだ。
モルビデリはレースでエスパルガロと接触したことに対するペナルティに反発しており、スチュワードとの対話を求めている。
「このオーバーテイクがSNSやテレビでたくさん取り上げられて、ディレクター達による決定がミスだったと示されることを願っている」
「彼らも人間だし、ミスを犯すこともある。だから今回の一件のようなモノに対し、どういった形で決定を下すのかについて、話し合うことが重要なんだ」
「一緒のテーブルについて、将来どう判断するのかを話し合う事が必要だ。なかなか上手くいかないこともあるだろう。でもオープンに話し合うときが来たと思う」
「今回みたいに彼らが決定を下した時、インシデントの当事者とのしっかりした会話は不可能なんだ」
「メディアとスチュワードの間にも会話はない。彼らは大きなプレッシャーにさらされていて、SNSやテレビの反応に圧倒されている」
「それが今の世界というものだ。でも、僕はショーを存続させてライダーを裁き、そして守り、皆を守っていくことになっている彼らが、適切なバランスを取れていないと思う」
「こういった問題を適切な形にしていくためにも、話し合う必要があるんだ」
「ショーと安全性のバランスが確保される仕組みがあるべきだ」
「ストレートで追い抜けないバイクを走らせていて、それでいてスペースのあるターン14でオーバーテイクができないというなら、僕はどうすればいいんだ? 後ろを走り続けろと? 今の取り組み方は、見直す必要があると思う」
一方で、エスパルガロ側はモルビデリにかなり批判的だ。エスパルガロはペナルティが与えられても「彼は全然良くならない」と批判し、厳しくあたるべきだと主張している。
「今年のモルビデリが何をやっているのか理解できないよ」
接触について聞かれると、エスパルガロはそう答えた。
「彼は頭が別の星に飛んでいっているね。ほぼ毎回のグランプリで何らかのペナルティを受けているけど、バカなことをやり続けているじゃないか」
「タイでは彼に2回接触されたし、ここでもそうだ。理解できないよ」
「今日、彼は僕にかなり激しくぶつかってきた。なんでクラッシュを免れたのかはわからないほどだった。スチュワードは彼に3秒ペナルティを与えたのは良かったと思う」
「でも僕としては彼に最後尾スタートかピットレーンスタートのペナルティを与える必要があると思う。彼は色々なペナルティを受け続けているけど、改善していないんだ。クレイジーだよ」
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