KTM、秘蔵っ子アコスタと3年契約延長へ。来季Moto2クラス、2024年にMotoGP昇格の“未来予想図”
Moto3デビュー初年度からタイトル争いをリードしているペドロ・アコスタ。KTMは2022年からMoto2クラスへと昇格させ、2024年に最高峰のMotoGPクラス昇格を目指すプランで彼と合意しているようだ。

2021年のロードレース世界選手権Moto3クラスは、ルーキーライダーがチャンピオンシップをリードするという驚きの展開が続いている。Red Bull KTM Ajoのペドロ・アコスタは、第11戦までで5勝をマークし、ライバルに大きな差を築いている状況だ。
弱冠17歳のアコスタは、“次世代のマルク・マルケス”とも称され、将来MotoGPクラスへ上がってくることが確実視されている。
そしてmotorsport.comの調べによると、KTMはアコスタと3年契約を締結し、2022年シーズンにMoto2クラスへと昇格させ、さらに2024年にMotoGPクラスへとステップアップさせることを目論んでいるという。
KTMのMoto2クラスのチームRed Bull KTM Ajoは、現在レミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスの2名が在籍。そのふたりは既に2022年にテック3からMotoGP昇格が決定済みのため、アコスタのMoto2昇格に向けた障害は少ない。
KTMはまだ正式な発表を行なっていないが、近日中にアコスタに関する発表が行なわれると見られる。
情報筋によると、アコスタの契約に2024年以前にMotoGPクラス昇格を実現可能にするオプションは含まれていないとのことで、彼はMoto2クラスでの戦いにじっくりと取り組む事が可能となりそうだ。
なお現在KTMに所属するブラッド・ビンダーとミゲル・オリベイラは、来季もチームに残留。オリベイラに関しては既に2024年までの契約を締結済みだ。
またテック3からの昇格が決まったフェルナンデスだが、彼は当初ペトロナス・ヤマハSRTからのデビューを目指していたため、この契約に不満を抱いていると見られている。
Red Bull KTM Ajoに関しては、アコスタのチームメイトとしてアウグスト・フェルナンデス(現Marc VDS)がチームメイトとして加入する可能性が高いと考えられている。
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