MotoGPサンマリノGPライダー採点:口論したヤマハのふたりの点数は…?
ペドロサの復活とヤマハのチームメイト間の緊迫関係ばかりが取りざたされているサンマリノGP。他のライダーはどうだったのだろうか。
Dani Pedrosa, Repsol Honda Team, Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing, Jorge Lorenzo, Yamaha Facto
Repsol Media
ホルヘ・ロレンソ - 8点
ロレンソはチームメイトのバレンティーノ・ロッシと、レース後に激しい討論を引き起こし、我々を楽しませてくれたが、レースでは再び自信を取り戻した兆しが見えた。予選では見事なアタックを決めたが、28周のレースでは、グリップが低いコンディションで悪夢を見ると思われていた。それどころか、彼は決勝で十分満足できるラップを重ねた。彼は自分が現チャンピオンだということを証明した。
バレンティーノ・ロッシ - 9点
天気と同様、ヤマハのYZR-M1のペースが心配されていたが、週末ロッシが勝利する条件はすべて整っていた。ダニ・ペドロサの復活がなければ、実際にロッシが勝っていただろう。レースの中盤、ペドロサが明らかに迫って来始めても、ロッシはかなり良い攻撃をお見舞いしていた。彼はチャンピオンシップを争っているが、マルク・マルケスに追いつくには残されているレースが少ないように見える。
マルク・マルケス - 7点
日曜日のレースで、全く快適さを感じられず、ロレンソへのアタックが実を結ばなかった後は、単純にポイントを守ろうとしたと、マルケスは率直に認めた。これはマルケスが今年見せてきたものとは違い、周囲は動揺し、ライバルたちは自信をつけた。しかしマルケスは未だリードを保っており、今のところそのリードは十分である。
ダニ・ペドロサ - 9点
ミサノでの結果は、ペドロサの明らかに困難な今シーズンを書き換えるものではないし、批評家を黙らせるものでもないだろう。しかし、彼が自分の日にはどれほど素晴らしいのかを思い出させるものとしては機能するだろう。彼は予選でマルケスに0.4秒遅れた(この差は2016年では少ない方だ)。この結果は勇気付けられるものではなかったが、日曜日のコンディションとタイヤ選択によって、彼に今年最大のチャンスが訪れ、彼は見事にそれをモノにしたのだ。おかえりペドロサ。
ミケーレ・ピッロ - 7点
MotoGPクラスへのワイルドカード参戦を、ミサノでの膨大な量の走行経験でカバーしたピッロは、サンマリノGPで非常に印象的だった。走り始めから速かった彼は、アンドレア・イアンノーネのエントリーを引き継いだ時にはさらに速くなり、アンドレア・ドヴィツィオーゾを予選で上回り、決勝ではわずか3秒遅れでゴールした。ドゥカティは誇りに思うべきだ。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ - 6点
決勝ではピッロを上回ったものの、1戦限りのチームメイトに比べわずかに見劣りした。寒いシルバーストンで6位フィニッシュした後、劇的にコンディションが異なるミサノで、非常によく似た結果となったことは懸念の種になるが、どちらの場合もそれ以上の結果は得られなかったように思われる。しかしそれがドヴィツィオーゾのせいなのか、デスモセディチGP16の限界なのかは難しい問題だ。
マーベリック・ビニャーレス - 8点
スズキはシルバーストンでのパフォーマンスを、天候が全く違うミサノで維持することはできなかった。しかしビニャーレスは引き続き印象的である。フロントロウを獲得し、トップ5でフィニッシュした。彼は悠々とチームリーダーの座につき、トラックリミットのペナルティーにもかかわらず、ドヴィツィオーゾを追い抜いたことでチャンスを最大限に活用した。
アレイシ・エスパルガロ - 3点
金曜日のフリー走行でのロッシとの激しい言い合いが、エスパルガロがミサノでおそらく最も目立った瞬間だ。残りの週末をビニャーレスの後ろで過ごし、予選と決勝でクラッシュした。マルケス、ビニャーレスと同様、フロントにハードタイヤという異端な選択をしたが、彼にとってはまったく機能しなかった。
カル・クラッチロー - 7点
ミサノに来る前、4戦で3回表彰台に乗っているクラッチローは、今週は8位に終わったことについて当然だがあまり興奮しなかった。たとえ彼がインディペンデント勢の中でトップだったとしてもだ。当然、一大ニュースになるような結果ではないが、彼の2016年シーズンの間違いなく良い指標になるだろう。思い出して欲しい。彼は今シーズン最初の6レースでは、わずか10ポイントしか獲得できていないのだ。
アレックス・ロウズ - 5点
ロウズのMotoGP参戦は、そう長くないうちに終わりを迎えるが、彼はサボっているわけではない。テック3からMotoGP代役参戦の2戦目で彼は著しく改善しており、Q2進出もそう遠くなかった。レース自体は不幸にもうまくいかず、7周目のクラッシュで幕を閉じた。
ポル・エスパルガロ - 7点
金曜日のセッションでトップだったエスパルガロは、始めのうちは速そうだった。残りの週末が焼けるように暑くなり、シルバーストンでのクラッシュの影響が出始めた。そのような背景もあって、9位でフィニッシュした。インディペンデント勢の中の2位で、この結果は悪くないものだ。
ダニーロ・ペトルッチ - 6点
ドゥカティのほとんどのサテライトバイクにとっては、完全に悪夢のような週末だった。予選と決勝でトップ10に入ったバイクが1台もなかったのだ。今週末、ミシュランが持ち込んだフロントタイヤを選択することを、明らかに嫌悪していたにもかかわらず、ペトルッチは土曜日と日曜日の間にペースを見つけ、諦めずに11位を獲得したことは賞賛に価する。
スコット・レディング - 4点
今週末、レディングはバイクに乗っていて、自信を失いかけただろう。彼のベストラップはFP2に記録されているが、その時から絶望的な悲惨さだった。レースでは暑いコンディションに苦しみ、なんとか15位でフィニッシュした。週末ドゥカティのプライベーターの置かれた状況を考えても、お粗末なレースだった。
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