MotoGPカタール決勝:0.027秒差の決着。ドヴィツィオーゾが劇的勝利

2018シーズンの開幕戦カタールGPの決勝は、ファイナルラップまで続く激闘をアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が制した。

 2018シーズンのMotoGP開幕戦カタールGPの決勝レースが行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との激闘を制したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

 シーズン唯一のナイトレースとなる開幕戦の舞台、ロサイル・インターナショナル・サーキットは気温21度、路面温度23度というコンディション。MotoGPのレースの前には、来年から開催されるMoto-eマシンによるデモランも行われ、2018シーズンの幕が開かれた。

 多くのライダーがフロントにミディアム、リヤにソフトタイヤを選択する中で、レプソル・ホンダのマルク・マルケスとダニ・ペドロサはフロントにハード、ダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)はフロントにソフトタイヤを装着した。

 ホールショットを決めたのは、ポールポジションのヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)。好スタートを見せたペドロサが、マルケスに次ぐ3番手につけた。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も、8番グリッドから4番手までジャンプアップした。

 ザルコが最終コーナーで膨らんだことでマルケスに前を譲るが、スリップを使って再びトップへ。そのまま隊列を引っ張っていく。3周目の1コーナーでペドロサのインにロッシが飛び込み、3番手。ペドロサは徐々にポジションを落としていき、5周目には7番手となった。

 先頭のザルコはマルケスを引き離すには至らず、そのマルケスは背後から様子をうかがう展開。すると、一瞬の隙をついてロッシがマルケスをオーバーテイクした。

 レースも4分の1を消化し、先頭集団は7台ほど。少し離されペドロサが8番手で続く。この中でドヴィツィオーゾが徐々にポジションを上げ、残り14周の時点で4番手につけた。

 レースが折り返しを迎えようかという11周目、ザルコとロッシが揃って1コーナーで膨らみ、マルケスが2番手に浮上。ロッシはドヴィツィオーゾにも先行を許し、4番手となった。ドヴィツィオーゾはそのままマルケスもオーバーテイクし、2番手に。ザルコのトップは変わらないが、先頭集団では依然としてスタート直後のような接近したバトルが繰り広げられた。

 残り10周、6番手を走っていたアレックス・リンス(スズキ)が痛恨の転倒。直後には12番手付近を走っていたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)もクラッシュを喫した。

 リンスの脱落で先頭集団は7台となったが、その差は大きく変わらず僅差のまま。8番手のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の方が速いペースだ。12番グリッドスタートのビニャーレスは、粘り強くポジションアップ。ついに先頭集団に追いついた。

 バトルの展開が大きく変わったのは残り5周、ドヴィツィオーゾがメインストレートで一気にザルコをオーバーテイク。ラインに妥協を強いられたザルコは、マルケスとロッシにも先行を許してしまった。

 各車のペースが一気に上がる中、ドヴィツィオーゾはファステストを叩き出し逃げを打つ。これについていけたのはマルケスとロッシのみで、優勝争いは3台に絞られた。

 残り3周、ロッシはじりじりと前の2台から離されていく。ファイナルラップに入り、ドヴィツィオーゾとマルケスの差は0.2秒。ブレーキングで差を詰めるマルケスだが、立ち上がりでドヴィツィオーゾがその差を広げマルケスの飛び込みを許さず、最終セクションまで接近戦が続いた。

 マルケスは最終コーナーでドヴィツィオーゾのインに飛び込み先頭へ。しかしそれを読みきったようにドヴィツィオーゾがクロスラインを仕掛けて、コーナーを立ち上がった。昨年のオーストリアGPや日本GPの再現のような展開で、ドヴィツィオーゾがマルケスよりも先にチェッカーを受けた。

 マルケスはわずか0.027秒差の2位。ロッシが3位に入り表彰台を獲得した。

 4位以下カル・クラッチロー(LCRホンダ)、ペトルッチ、ビニャーレス、ペドロサというトップ7。ザルコは終盤にずるずるとポジションを落とし、8位でフィニッシュしている。

 23番グリッドスタートの中上貴晶(LCRホンダ)は、17位で完走。惜しくもポイント獲得を逃している。

MotoGP開幕戦カタールGP:決勝結果

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 カタールGP
サーキット ロサイル・インターナショナル・サーキット
記事タイプ 速報ニュース