MotoGPサンマリノGP:バズ、負傷欠場。スーパーバイクのフォレスが代役
スーパーバイク世界選手権に出場しているシャビ・フォレスは、負傷したロリス・バズの代役として、今週のMotoGPミサノにアビンティア・レーシングから出場する予定だ。







ロリス・バズ(アビンティア・レーシング)は、シルバーストンで行われたイギリスGPのオープニングラップで、ポル・エスパルガロ(テック3ヤマハ)と絡み、ハイスピードでクラッシュしてしまった。
バズとエスパルガロは、命に関わるような深刻なケガは避けられたが、結局バズは右足の骨に複数ひびが入っていることが判明。ミサノを欠場することになった。
すでにチームと2017年の契約を更新しているバズは、これで今季2度目の離脱となる。1度目は、ムジェロで3台のバイクが絡んだクラッシュに巻き込まれ、2戦をミケーレ・ピッロが代役出場していた。
「スイスの僕のドクターに診てもらって、こういう結果になって残念だ。予想してなかったからね」とバズは語った。
「シルバーストンのクラッシュで、深刻なケガを負わなかったことは幸運だと思っている。復帰してここ数戦は良くなってきていたから、チームには申し訳ない」
「残念だけど、できるだけ早く戻ってこられるようにベストを尽くすし、可能な限り良い結果で今年を終えたい。ムジェロの事故の後で、僕にとってまた痛手だけど、ポジティブでいなきゃいけないし、前を向かなくちゃね」
ピッロはミサノで、ワークスのドゥカティチームからワイルドカード参戦するため、30歳のシャビ・フォレスが、代役としてアビンティアからMotoGPデビューする。
フォレスは、以前ヨーロピアンスーパーストックとドイツ・スーパーバイクでチャンピオンを獲得している。現在は、スーパーバイク世界選手権にブルノ・レーシングチームから参戦しており、フル参戦1年目で現在ポイントランキング11位となっている。
テック3・ヤマハのアレックス・ロウズが、ブラッドリー・スミスの代役としてミサノにも出場するため、ミサノにはスーパーバイク世界選手権のレギュラーライダーがふたり出場することになる。
「僕の目標は、ホームのプレッシャーを忘れて、最大限に楽しむことだ」とフォレスは語った。
「バイクを試していないし、僕が普段乗っているバイクとは完全に違う。僕にとっては何もかもが新しいことだから、クレバーにならなくちゃ。僕はただ楽しみたい。全てのライダーにとって、MotoGPのマシンに乗ることは夢なんだ。ミスを犯さず、傷をつけないことが重要だ」
バズは、「シャビが今週末楽しんでくれるといいな。MotoGPのバイクは最高だし、彼がすごく楽しんでくれると確信してるよ。彼には素晴らしいチームがついてくれているし、もしアドバイスが必要なら、僕もいるからね」と語った。
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | サンマリノGP |
ロケーション | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ |
ドライバー | Javier Fores , ロリス バズ |
チーム | Avintia Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |