【MotoGPチェコ】決勝:マルケス好判断! 2周目のマシン乗り換えで連勝

MotoGP第10戦チェコGPの決勝が行われ、ホンダのマルケスが優勝を果たした。

 MotoGP第10戦チェコGPの決勝が行われ、マシン乗り換えのタイミングを好判断したホンダのマルク・マルケスが優勝を果たした。

 夏休み明け初戦となったチェコGP。直前に行われたMoto2クラスのレースは途中でウエットコンディションとなったため、MotoGPクラスの決勝もウエットレース宣言がなされた。しかし、ブルノ・サーキットにはスタート直前から日差しが降り注ぎ、青空も見える状態。いつドライタイヤに履き替えるかが、勝負処となりそうだった。

 ポールポジションスタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は素晴らしい蹴り出しを見せ、ホールショットを奪う。2番手には6番手スタートのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が上がり、2番グリッドスタートのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は5番手まで順位を落としてしまった。

 2番手に上がったロレンソのペースは素晴らしく、すぐさまマルケスを抜いて首位に浮上。マルケスのペースは上がらず、結局2周目にはロッシらに抜かれてしまう。

 そのマルケスは2周にウエットタイヤを諦め、いち早くドライタイヤに変更。他にも数台のマシンが同タイミングでマシンを乗り換える。

 コース上は急速に乾いていき、首位に立っていたロレンソのペースが落ちる。そして4周目にはロッシがロレンソを交わして首位に立った。ドライタイヤを装着したマシンに乗り換えたマルケスは、驚異的なペースで飛ばしていく。

 ロレンソは4周目を終えたところでピットイン。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)もこれに続いた。ただ、ロッシ、ヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)らは、ステイアウトを選択した。

 マルケスのペースは1周あたり10秒近く速く、5周目の段階でまだマシンを乗り換えていない先頭集団のすぐ後ろまで迫る。ロッシとドヴィツィオーゾはたまらずに5周を終えたところでピットイン。ザルコだけが6周目に入っていくが、あっさりとマルケスに交わされてしまう。

 なお、マシン乗り換え時にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とアンドレア・イアンノーネ(スズキ)のラインが交錯。イアンノーネはこの影響で転倒を喫してしまうこととなり、エスパルガロはこの責を問われ、後に3ポジションダウンのペナルティが科されることになる。

 マルケスが悠々と先頭を走り、2番手には早々にピットストップを行ったスコット・レディング(プラマック・ドゥカティ)がつけるが、18秒以上の差がついている。ロッシは13番手、ロレンソに至っては19番手までポジションを落としてしまった。

 7周目にはアレイシ・エスパルガロがレディングを抜き2番手に浮上。レディングの直後にはカレル・アブラハム(アスパー・ドゥカティ)が迫る。ただ、この3台にはマルケスのチームメイトであるダニ・ペドロサが接近。ペドロサのペースは秀でており、3台を楽々と料理して、10周目にしてレプソル・ホンダが1-2体制を築く。

 13周目には、ダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)がエスパルガロを抜いて2番手に浮上。カル・クラッチロー(LCRホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)もこれに続いていく。

 15周目にはビニャーレスがクラッチローを交わして4番手に浮上。さらにペトルッチを抜いて3番手を奪い取った。ロッシも徐々に順位を上げ、18周目にはペトルッチを交わして5番手に浮上する。そして最終ラップでロッシはクラッチローをようやくパス。4番手をもぎ取った。

 しかし結局はマルケスがトップでチェッカー。2周目にマシンを乗り換えるという、好判断が光り、最終的には2位のペドロサに12秒の差をつける圧勝劇となった。3位にはビニャーレス、4位にはロッシが入り、クラッチローは5位だった。レース序盤に首位に立ったロレンソは、結局15位フィニッシュとなった。

MotoGP第10戦チェコGP決勝結果

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 チェコGP
サーキット ブルノ
ドライバー ダニ ペドロサ , マルク マルケス , マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
記事タイプ レースレポート