MotoGPドイツ決勝:マルケスが”大逆転”のポール・トゥ・ウイン

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MotoGPドイツ決勝:マルケスが”大逆転”のポール・トゥ・ウイン
Charles Bradley
執筆: Charles Bradley
2016/07/17 21:12

ホンダのマルク・マルケスが、ザクセンリンクで行われたMotoGPのドイツGPを、”大逆転”で制した。

Podium: winner Marc Marquez, Repsol Honda Team
Podium: winner Marc Marquez, Repsol Honda Team, second place Cal Crutchlow, Team LCR Honda, third place Andrea Dovizioso, Ducati Team
Cal Crutchlow, Team LCR Honda
Danilo Petrucci, Pramac Racing crash
Start action
Marc Marquez, Repsol Honda Team injured chin after crash and Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Maverick Viñales, Team Suzuki MotoGP
Cal Crutchlow, Team LCR Honda
Scott Redding, Pramac Racing
Andrea Iannone, Ducati Team
Andrea Dovizioso, Ducati Team
Scott Redding, Pramac Racing, Cal Crutchlow, Team LCR Honda
Jack Miller, Marc VDS Racing Honda and Marc Marquez, Repsol Honda Team
Winner Marc Marquez, Repsol Honda Team
Cal Crutchlow, Team LCR Honda and Andrea Dovizioso, Ducati Team in the pitlane
Marc Marquez, Repsol Honda Team leads at the start
Winner Marc Marquez, Repsol Honda Team

 スタート時の路面は完全ウエット。しかし、雨はすでに止んでおり、走行を重ねるほどに路面状態はどんどん改善していくことが予想される。レースで最も重要となりそうなのは、”いつドライ用のマシンに乗り換えるか”ということだ。

 ポールポジションからスタートしたマルク・マルケス(ホンダ)は、1コーナーを首位で通過するも、すぐさまバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)らに抜かれ、3番手で1周目を走り終える。さらに2周目にはダニーロ・ペトルッチ(OCTO Pramac Yakhnich)にも抜かれ、どんどん順位を落としていく。

 4周目にはペトルッチがドヴィツィオーゾを交わして先頭に立ち、隊列を率いていく。6周目には前戦オランダGPで優勝したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がマルケスを交わす。オランダGPも雨模様であり、ミラーは無類の”ウエット好き”だと言うことができるだろう。

 11周目、首位を走っていたペトルッチが転倒。さらにマルケスもコースオフし、9番手までポジションを落としている。

 路面上はかなり乾き始め、ライン上はほぼドライのように見える。それを見越したアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は、13周目を終えた時点でインターミディエイトタイヤを装着したマシンに乗り換える。ただ、イアンノーネはドライタイヤを希望していたのか、ピットに向けて何らかの抗議を行う。ただ、コースに戻ったイアンノーネのタイムは上がっていかない。

 17周を走り終えたところで、マルケスがピットインしてマシンを乗り換える。マルケスはドライタイヤを選択した。ポル・エスパルガロ(Monster Yamaha Tech 3)も同じタイミングでピットインするが、コースに復帰した直後に転倒。戦略を棒に振ってしまった。

 20周目にロッシに「ピットイン!」の指示が出るが、ロッシはこれを無視する。ただ、ドライタイヤを履いたマルケスは、先頭グループを行くマシンよりも4〜6秒早い。一時13番手あたりまで落ちたマルケスは、あっという間に6番手まで浮上する。先頭集団の5台は一向にピットインしない。

 しかしトップの5台のうち4台はたまらずに23周目にピットイン。ようやくマシンを交換する。ミラーだけがコースに留まり続けるが、ペースの差は如何ともしがたく、マルケスがあっさりとオーバーテイクしていく。なんと、レース序盤に後方に落ちたマルケスが、グリッドポジションと同じ首位に復帰したのだ。マルケスに抜かれたミラーもピットに入っている。

 コースオフするなど序盤は苦戦したにもかかわらず、他車に先駆けてドライタイヤに交換、そして驚異的なペースで飛ばしに飛ばしたマルケス。ある意味ギャンブル的な作戦が功を奏し、最終的には後続に約10秒の差をつけ、見事にトップチェッカーを受けた。

 マルケスはこれで今季3勝目。ここザクセンリンクで4年連続の優勝を果たした。2位にはカル・クラッチロー(LCRホンダ)、3位にはドヴィツィオーゾが入った。

Race results:

Pos.#DriverBikeTime/Gap
1 93  Marc Marquez  Honda 47'03.239
2 35  Cal Crutchlow  Honda 9.857
3 4  Andrea Dovizioso  Ducati 11.613
4 45  Scott Redding  Ducati 11.992
5 29  Andrea Iannone  Ducati 22.755
6 26  Dani Pedrosa  Honda 25.920
7 43  Jack Miller  Honda 26.043
8 46  Valentino Rossi  Yamaha 26.449
9 8  Hector Barbera  Ducati 26.614
10 19  Alvaro Bautista  Aprilia 31.274
11 50  Eugene Laverty  Ducati 41.208
12 25  Maverick Viñales  Suzuki 42.158
13 38  Bradley Smith  Yamaha 1'03.129
14 41  Aleix Espargaro  Suzuki 1'06.091
15 99  Jorge Lorenzo  Yamaha 1'17.694
16 53  Tito Rabat  Honda 1 Lap
17 76  Loris Baz  Ducati 2 Laps
18 68  Yonny Hernandez  Ducati 3 Laps
  44  Pol Espargaro  Yamaha 13 Laps
  9  Danilo Petrucci  Ducati 18 Laps
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