MotoGPバレンシア:ペドロサ優勝、マルケス王者に輝く。ドヴィ転倒

MotoGP最終戦バレンシアGPの決勝が行われ、ホンダのダニ・ペドロサが優勝。マルク・マルケスが自身4度目の王座獲得を決めた。

 MotoGP最終戦バレンシアGPの決勝レースが行われ、ホンダのダニ・ペドロサが優勝。マルク・マルケスが自身4度目のチャンピオン獲得を決めた。

 タイトル争いが最終戦までもつれ込んだ、今年のMotoGP。ランキング首位のマルク・マルケス(ホンダ)はポールポジションを手にし、タイトル獲得の可能性をグッと手繰り寄せた。対するアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は予選9番手。優勝しかタイトルの可能性が無い彼は、決勝での追い上げが必須という状況となった。

 決勝日の天候は晴れ。気温25度、路面温度26度という絶好のコンディションである。

 ポールポジションのマルケスはホールショットを決めて先頭をキープ。5番グリッドスタートのダニ・ペドロサ(ホンダ)が一気に2番手に上がってマルケスを援護する体制を築いた。9番グリッドスタートのドヴィツィオーゾも、6番手までポジションを上げた。

 2周目、ヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)がペドロサのインを突いて2番手に浮上。ホルヘ・ロレンソとドヴィツィオーゾのドゥカティ勢2台も、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)を抜いた。

 4周目、ザルコの勢いは衰えず、マルケスにプレッシャーをかけていく。この状況を嫌ったマルケスは、故意にザルコを先行させ、2番手に下がった。

 ザルコからドヴィツィオーゾまでのトップ5台は、ほぼ一団という状況。6番手のイアンノーネ以下は、これについていくことができない。

 13周目、ロレンソに「マップ8」の指示が出された。これは、ドヴィツィオーゾに先行させろという意味である。しかしロレンソは、なかなかドヴィツィオーゾに進路を譲らない。その間、ロレンソのペースは上がらず、トップ3台との差が徐々に開いていってしまう。

 20周目、一向にドヴィツィオーゾにポジションを譲らないロレンソに対し、サインボードで「ドヴィツィオーゾにポジションを譲れ!」と明確な指示が飛ぶ。しかしロレンソはこれも無視し、4番手を走り続けていく。

 23周目の最終コーナーで、マルケスがザルコをオーバーテイクし、首位に立つ。しかしそのマルケスはターン1でバランスを崩し、あわや転倒というシーン。マルケスは転倒こそ免れたものの、オーバーランしてしまう。

 続く25周目、まさかというシーンが展開される。ロレンソとドヴィツィオーゾのドゥカティ勢が立て続けに転倒してしまったのだ。この時点でマルケスのタイトル獲得が、事実上決した。

 ドヴィツィオーゾはコースに復帰することができたものの、そのままピットに戻ってリタイアを決断。チームクルーは、拍手でドヴィツィオーゾを迎えた。

 残り5周は、ザルコとペドロサによる一騎討ちの優勝争いが展開される。ペドロサは幾度もザルコのインを攻めるも、その度にクロスラインで抜き返されてしまう。

 しかし最終ラップのターン1で、ペドロサがインに飛び込み首位を奪う。ザルコもこれに食らいついていくが、ペドロサが1枚上手。結局ペドロサが逃げ切って、今季2勝目を挙げた。

 ザルコが2位、マルケスは3位でフィニッシュし、4度目のタイトルを獲得した。4位にはスズキのアレックス・リンス、バレンティーノ・ロッシが5位だった。

 レース後、ホンダとドゥカティのスタッフが、お互いを称え合うシーンも見られた。

→MotoGP最終戦バレンシアGP決勝結果

→MotoGP2017年ライダーズランキング

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 バレンシアGP
サーキット バレンシア・サーキット-リカルド・トレモ
ドライバー マルク マルケス
記事タイプ レースレポート