【MotoGP】クラッチロー、ドゥカティの”創造的”フェアリングに脱帽

カル・クラッチローは、ドゥカティが持ち込んだ独創的なフェアリングに脱帽し、他のメーカーももっと実験的なモノを用いるべきだと語った。

 昨シーズン末からドゥカティが先鞭をつけたウイングレット。しかし今季は使用が禁止されており、各チームは新世代のフェアリングを使って、失われたダウンフォースを取り戻そうとしてきた。

 ドゥカティのフェアリングのデザインは、これまで各メーカーが投入してきたフェアリングの中で最も独特なモノだ。ドゥカティは、開幕前のカタールテストで過激なデザインのフェアリングをテストしていたものの、最終的には導入を見送っていた。あまりにも、バイクの最高速を犠牲にしていたためだ。

 テストライダーのミケーレ・ピッロや、プラマック・ドゥカティのダニーロ・ペトルッチが、夏休みを利用しミサノでテストを行った結果、ドゥカティは先週のチェコGPの際に改良版のフェアリングを持ち込み、ホルヘ・ロレンソがを使用してレースに臨んだ。

 LCRホンダのカル・クラッチローは、ドゥカティの新フェアリングを素晴らしいと評し、他のメーカーももっと実験的な試みをすべきだと考えている。

「それに関して、ドゥカティは常に最も賢明だと思う」と、ペトルッチがブルノでロレンソのものとは少し異なる新しいボディワークをテストしたことについて、クラッチローは語った。

「彼らはいつもルールを”正しく”読み解き、自分たちにベストなシナリオを作り、脱帽するような素晴らしいデザインをしてくる」

「他のメーカーも同様のことをやり、新しい創造的な選択肢を試してみると良いだろう」

 それはホンダについて言及しているのかと問われたクラッチローは、新しいパーツを生産するという点で、ホンダだけのことを言っているのではないと否定した。

「誰かのことを言ってるわけではない。他のメーカーも試してみれば良いと言っているだけだ」

「少し異なるモノを装備した、違うバイクを見たいだけだ」

クラッチローはホンダの新フェアリング使わず

 ホンダも、チェコGPに新しいフェアリングを導入していた。このフェアリングは、ファクトリーライダーのマルク・マルケスとダニ・ペドロサに加え、クラッチローもテストを行ったものだ。

 マルケスとペドロサは、それぞれ微妙に仕様が異なる新フェアリングを使ってレースに臨んだものの、クラッチローは標準的なフェアリングでチェコGPを戦った。

「彼らとは違ったフィーリングを感じただけだ。僕は、特定のエリアでその恩恵を感じなかったし、他のエリアでは、かなり挙動を乱しているように感じた」

 そうクラッチローは説明した。

「新フェアリングの目的は、昨年ウイングレットでやろうとしていたことと全く同じだ。だけどとても奇妙だ。感触が全く違うのだから」

「言うまでもなく、誰もが昨年と同じことをしようとしている。だけど、新しいフェアリングは僕や、他の多くのライダーにとって全く別物なんだ」

「もしそれらが同じような感触なら、すべてのレースで空力フェアリングをつけて走るはずだが、そうはなっていない。昨年は、毎レースでウイングをつけて走っていたのに」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー カル クラッチロー
チーム Team LCR
記事タイプ 速報ニュース