【MotoGP】クラッチロー「利益のためだけに移籍をするつもりはない」
LCRホンダのクラッチローは、単に利益だけを求めてファクトリーチームに移籍するつもりはないと語った。










カル・クラッチロー(LCRホンダ)は、2011年にテック3 ヤマハからMotoGPにデビューし、3シーズンを過ごした。2014年にはドゥカティへ移籍し、2015年からはLCRホンダのライダーとしてレースに出場してきた。
2015年までに12回のポディウム獲得を果たしたクラッチローは、2016年に大躍進を遂げ、ブルノとフィリップアイランドで勝利を挙げた。
2017年はKTMのエントリーに伴って6つのマニュファクチャーが参戦することになるが、すでに今後2シーズンに渡りその全てのシートが埋まっている。
クラッチローは、motorsport.comの姉妹サイト、Autosport.comに対し2019年のファクトリーチームへの移籍の可能性などについて語った。
「僕がもう一度ファクトリーチームのライダーになることを考えたかって? もしそういう(移籍できる)可能性があったら、その答えはイエスだ。でも適切なチームと、適切な契約を結ぶ必要がある」
「もしくは、他に興味を持ったことをするかもしれない」
「でもこれまで自分がしてきたことに満足している。ファクトリーチームでバイクに乗れば速くなるのか? それはわからないけど、でも(ファクトリーチームに行けば)自分のキャリアは安定するだろう」
「今後、何が起こるかはわからない。正直に言えばもし2週間後、朝起きた時にレースをしたくないと思ったら、僕はレースをしない。それくらい単純なことだ」
「今レースを辞めても、家族が快適に暮らしていけるだけのお金はある。でも僕は、自分のしていることが好きなんだ」
昨年31歳になったクラッチローは、ランキング7位で昨シーズンを終えた。彼はMotoGPのキャリアの中で2016年がベストだったとは思っていない様だが、ライダーとしてもっと成長できると考えている。
「現時点では、僕はもっと速くなれるし、2年前と何かが変わったとは思わない」
「クラッシュした時に昔よりも痛むことはあるけど、そんな程度だ。これまで何度もクラッシュしたけど、それでもなんとか素晴らしいキャリアを積んできた」
「クラッシュすることは好きじゃないけど、クラッシュもレースの一環だ。僕は世界で最も才能あるライダーじゃないからね」
「僕の体はベストな状態じゃないかもしれないし、加えて少し年齢も重ねてきた。でもクラッシュを恐れることはないし、そこから立ち上がってまた速くなるんだ」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | カル クラッチロー |
チーム | Team LCR |
執筆者 | Mitchell Adam |