【MotoGP】スズキ、2017年は優勝争いの常連になることが目標
スズキMotoGPのチームマネージャーであるダビデ・ブリビオは、2017年は優勝を争う常連になれなければいけないと語る。









スズキはMotoGP復帰2シーズン目の2016年、マーベリック・ビニャーレスの手によりイギリスGPで勝利。2007年以来の優勝を記録した。
そのビニャーレスはその他にも3回の表彰台登壇を果たし、マルク・マルケス(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に次ぐシリーズランキング4位で終えた。チームメイトのアレイシ・エスパルガロはランキング11位だった。
しかし2017年のスズキは、新たなふたりのライダーを迎えることになる。ひとりは昨年までドゥカティに所属していたアンドレア・イアンノーネ、もうひとりはMoto2クラスからの昇格を果たすアレックス・リンスである。
「我々はこれまで、『3年後や5年後に勝ちたい』などと言ったことは決してない」
スズキのチームマネージャーであるダビデ・ブリビオはAUTOSPORTに対して語った。
「明らかなことは、我々はできるだけ早くチャンピオンの候補になりたいということだ」
「目標はドゥカティに近づくことだったし、その後はヤマハとホンダに近づくことだった。我々はそのようなことを成し遂げた。レースに勝ったし、表彰台にも登ったんだ」
「今の次のステップは、定期的に優勝を争える候補になることだ」
「もちろん、これは最も難しいことだが、それが我々が次にやるべきことだ」
2016年のスズキは、チャンピオンメーカーに輝いたホンダの56.37%のポイントを獲得した。2015年にはそれは33.66%であったのと比較すれば、その進化が分かろうというものだ。
ブリビオは、レースに勝つことよりも、ホンダやヤマハとの差がどのくらい埋まったかという方が満足できたと語る。
「我々は満足しなければならないと思うし、我々が成し遂げたことには喜ばしく思っている」
「我々はシーズン前、明確な目標や期待を定めていなかった。しかし、シルバーストンでの勝利はハイライトだし、我々にとって素晴らいことだった。夢のような成果だ」
「合計で4回の表彰台を獲得した。しかし、最も重要だったことはトップグループに近づき、そして時々表彰台を争うことに挑戦することだった」
「シーズン後半には、我々はこの目標に達した。なぜならドライコンディションの場合、後半5〜7レースでは、ふたりのライダーは表彰台を争う常連だった」
「このような観点からすれば、非常に良いシーズンだったと思う」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
チーム | Team Suzuki MotoGP |
執筆者 | Mitchell Adam |