【MotoGP】トップ走行中に転倒も”新人”ザルコの走りをライバル賞賛

MotoGP開幕戦カタールGPの序盤、トップを快走した”ルーキー”のザルコが見せた印象的な走りに対して、ライバルたちは賞賛を送っている。

 MotoGP開幕戦カタールGPの決勝で印象的な走りを見せたヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)に対して、ライバルである一流ライダーたちから賞賛が送られている。

 ザルコはMoto2クラス連覇を果たし、今回のカタールGPでMotoGPデビューを果たした”ルーキー”だ。

 砂漠にあるにもかかわらず、サーキットに雨が降るという不測の事態のため、カタールGPの予選は中止となり、フリー走行のベストタイム順にグリッドが決められた。この結果、ザルコは4番グリッドからMotoGPデビュー戦に挑むことになった。

 スタートから飛び出したザルコは、オープニングラップを終える頃にはトップに浮上。後続に1.6秒の差をつけ快走していたが、7周目のターン2でフロントタイヤのグリップを失い、転倒を喫してしまった。

 デビュー戦を完走することはできなかったザルコだが、彼が見せた走りは経験豊富なライバルたちから高い評価を受けている。

「ザルコは非常に印象的だった」と、カタールGPを3位でフィニッシュしたヤマハのバレンティーノ・ロッシは語った。

「すごく、すごく、すごく強かった」

「(ロッシと同郷のMoto2ライダー)フランコ・モルビデリは、ザルコはMoto2クラスで”特別”だったといつも言っていたので、僕はMotoGPクラスでの彼のパフォーマンスに好奇心を抱いていた。結果、彼はMotoGPでも速かったんだ」

「ああいうコンディションでの経験がなかったため、彼はミスを犯したが、それまでは素晴らしいパフォーマンスだった」

 ロッシは開幕を前に厳しいプレシーズンを過ごしており、ヤマハのサテライトチームであるテック3のザルコと彼のチームメイト、ジョナス・フォルガーに遅れを取っていたことを『悪夢だった』と冗談を飛ばした。

「冬のテストは悪夢だったよ。ザルコは常に僕の前にいたんだ!」とロッシは語った。

「だけどフォルガーの走りも驚きだった。彼がMoto2で良いライダーだったのは知っているけど、ザルコのようにチャンピオンになったわけじゃない」

「彼らが乗っているバイクは、乗りやすく非常にレベルが高いモノだ。ヤマハのMotoGPバイクは、ライダーの”友達”だからとても素晴らしいんだ」

「レースではプレッシャーもかかるから、彼らには時間や経験が必要だ。しかし、彼らは素晴らしい仕事をした」

「ふたりはもっと良くなる」とドヴィツィオーゾ

 カタールGPで2位を獲得したドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、テック3のルーキーふたりがもっとレース経験を積めば、手強い競争相手になると語った。

「間違いなく、彼らはシーズンを通して非常に競争力があるだろう」と、ドヴィツィオーゾはザルコとフォルガーについて語った。

「彼らは良いバイクを持っているが、MotoGPで全てを管理するという経験がないので、ミスを犯すのは普通のことだ」

 ザルコのクラッシュについて、ドヴィツィオーゾは次のように付け加えた。

「彼は、僕よりも硬いタイヤを履いていた(ドヴィツィオーゾはリヤにソフトタイヤ、ザルコはミディアムタイヤを選択)。彼は自分がレースをリードしていたこともあって、速く走りたくなってプッシュしていたんだと思う。だけど、レースは20周あるんだ」

「最初から最後までプッシュし続けるのは不可能だ。彼が将来速いライダーになるのは間違いない。だけどおそらく、レースの序盤で彼はプッシュしすぎてしまったんだろう」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 カタールGP
サーキット ロサイル・インターナショナル・サーキット
ドライバー アンドレア ドヴィツィオーゾ , ヨハン ザルコ , バレンティーノ ロッシ
チーム Tech 3
記事タイプ 速報ニュース