【MotoGP】ドヴィツィオーゾ「ウイングレットなしの方が速い」

ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、セパンで行われたウイングレットの性能テストや、合同テストの総合結果について語った。

 2016年シーズン、ドゥカティは2つのレース(オーストリアGPとマレーシアGP)で優勝を果たした。ドゥカティにとって、ケーシー・ストーナーが在籍していた2010年以来の勝利となったが、その一方でドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾと元チームメイトのアンドレア・イアンノーネ(現在はスズキ)は、シーズンを通してドゥカティのレース専用バイク、デスモセディチが持つ弱点をカバーするのに苦戦していた。

 レギュレーションの変更により、昨シーズン大流行していたウイングレットは禁止された。ウイングレットの開発に積極的だったドゥカティは、この流れに反対していたが、ウイングレットを取り除いたデスモセディチをテストで走らせたドヴィツィオーゾは、むしろ好印象を抱いたようだ。

「ウイングレッドがないお陰で、旋回性が良くなった。それでもまだ、他のバイクと並べるほど良いとは言えないと思う」

「だから、僕はそこをまだ改善しなければならないと考えている」

 またドヴィツィオーゾは「ウイングが生んでいたダウンフォースの損失を最小限に抑えるために開発されている2017年用のフェアリングを導入した際に、こうした(旋回性能の)改善は打ち消されてしまう可能性がある」とも明らかにした。この新型フェアリングのテストは、開幕戦のカタールまで遅れる可能性があるという。

 一方のヤマハは、セパンでのテストでフェアリングバルジの内側に隠しウイングを装着していた。

「どのチームもエアロダイナミクスを開発しようとしている」とドヴィツィオーゾは語った。

「みんな何かしら変えてきている。ドゥカティが変更を加えるのがシーズン序盤からなのか、途中なのか、終盤なのかは僕は知らない」

「でも大抵の場合なにも修正できていないことが多い。正解は誰にもわからない」

「それでも、最高のものを探し求めるのがこの世界なんだ」

 1月30日からマレーシアのセパンで行われた3日間の合同テストの初日で、ドゥカティのテストライダーであるストーナーがトップタイムを記録した。ドヴィツィオーゾは3日間のテストの総合結果を4位で終えた。

「これほど競争力があるとは思っていなかった。僕はその結果に満足しているよ」とドヴィツィオーゾは語った。

「昨年はできなかったけど、バイクをうまく操縦することができた。僕は本当に満足している」

「確かに、昨年の課題でもあったコーナーの後半や他にも、いくつか改善すべき点はあるけどね」

「勝利するためにも、特にターンインを改善しなければいけない。でも、僕たちはかなり良いところにいると思う。中古タイヤでもペースが非常に良かった」

「今回のテストには満足しているけど、次回のフィリップ・アイランドでのテストは、セパンとは特色が違うトラックだから、僕たちにとってかなり重要なものになってくる。僕はそこでいつも苦戦している。フィリップ・アイランドで速く走ることはとても重要なことなんだ」

Additional reporting by Scherazade Mulia Saraswati

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー アンドレア ドヴィツィオーゾ
チーム Ducati Team
記事タイプ 速報ニュース