【MotoGP】ドヴィツィオーゾ「ビニャーレスに勝つのは不可能だった」

開幕戦カタールGPを2位で終えたドヴィツィオーゾは、優勝したビニャーレスを倒せるレースペースを持ったライダーはいなかったと語った。

 ヤマハのマーベリック・ビニャーレスとドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、開幕戦カタールGP決勝の終盤、激しいトップ争いを演じ、ビニャーレスが優勝した。競り負けたドヴィツィオーゾだが、彼はビニャーレスを倒せるライダーは誰もいなかったと考えているようだ。

 ビニャーレスは、今季ヤマハに加入。4回のプレシーズンテストすべてで総合トップタイムをマークし、開幕戦カタールGPでもフリー走行3回のうち2回でトップタイムを記録した。

 砂漠にあるサーキットに降った雨の影響で予選がキャンセルされたが、フリー走行のタイム順でグリッドが決められ、ビニャーレスがポールポジションを獲得。優勝の大本命としてレースに臨んだ。

 ところがビニャーレスはスタートで出遅れ、5番手まで後退。優勝は無理かと思われたが、圧巻の走りでポジションを挽回。インフィールド区間でビニャーレスがドヴィツィオーゾを抜き、ドヴィツィオーゾがストレートで抜き返すという何度も繰り返された一騎打ちを制して、ビニャーレスが優勝を果たした。

 レーススタート直前に雨が降り出し、決勝スタート時刻が40分も遅れた中で、ドヴィツィオーゾは土壇場でタイヤを変更。多くのライダーがフロントとリヤともにミディアムタイヤを選択していた中で、彼はリヤにソフトタイヤを選択するというギャンブルを、グリッド上で実行した。

 レース後、ドヴィツィオーゾは終盤にグリップが不足していたことを認めたものの、ヤマハ同様前後にミディアムタイヤを装着していたとしても、優勝することはできなかっただろうと語った。

「今日の僕たちには、マーベリックと優勝をかけて戦うペースがなかった。誰かにそれがあったとは思わないが」とドヴィツィオーゾは語った。

「湿度が高かったため、(ソフトタイヤを装着するという)ギャンブルをした。レースペースは遅くなると思っていたし、あまり酷使をしなければソフトタイヤは保つと思っていた」

「僕は先頭を走っていたから、タイヤをセーブすることができた。僕は安定したラップをし、タイヤを温存しようとしていたんだ。だけど残り5周になるころには、リヤタイヤがダメになってきてしまった」

「(2番手を走行していたホンダのマルク)マルケスに0.8秒差をつけていた時は、優勝できると思っていた。だけどマーベリックが0.5秒後ろから迫ってきたのを見て、レースの結末がわかってしまった」

「僕たちは素晴らしい仕事をしたし、適切な戦略を採用して、マーベリックと非常に近い2位を獲得できた。素晴らしいリザルトだ」

ヤマハでの初戦優勝は”夢のようだ”と語るビニャーレス

 ビニャーレスは、ヤマハでのデビュー戦での勝利を”夢のようだ”と表現した。この勝利で、彼自身としては昨年のイギリスGPで、スズキに復帰後初勝利をもたらして以来の最高峰クラス2勝目となった。

「ドヴィツィオーゾの抜き方はわからなかった。僕たちは素晴らしいバトルをした」とビニャーレスは語った。

「彼はストレートで速かったので、彼を引き離せなければ抜き返されるのはわかっていた。僕はただミスをせず、ベストなラップをしようとして、それをなんとかやり遂げた」

「とても素晴らしいよ。夢の中にいるようだ。ヤマハでの最初のレースで勝ったんだ、これ以上は望めない」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 カタールGP
サーキット ロサイル・インターナショナル・サーキット
ドライバー アンドレア ドヴィツィオーゾ , マーベリック ビニャーレス
チーム Ducati Team , Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース