【MotoGP】ビニャーレス「マルケスと戦うためにペースの改善が必要」
ヤマハのビニャーレスは、ホンダのマルケスに対抗できるようにするためには、レースペースを改善する必要があると語った。










フィリップアイランドでの公式テスト初日を4番手で終えたヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、トップタイムを記録したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)と戦うためにはロングランの改善が必要だと語った。
ビニャーレスのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシも、2017年シーズンの開幕戦カタールを前に、マルケスのことを”倒すべき相手”だと語っている。
セパンで行われた前回の公式テストでは総合トップタイムを叩き出したビニャーレスだが、フィリップアイランドでのテスト初日はマルケスから0.5秒近く遅れての4番手にとどまった。
ビニャーレスはこの日、速いラップタイムを記録することに取り組んではいなかったと主張する一方で、マルケスがロングランで最も強力なライダーだと考えていることを認めた。
「僕たちは多くのことを試していたので、速いラップをするのは大変だった」と彼は語った。
「だけど僕は最終的にかなりラップタイムを改善できたので、満足している。僕らは最終日に向けて少し温存しているんだ」
「ペースの面では、僕は速くて快適に感じている。でもマルクはその点で非常に強く、僕たちはさらに改善する必要がある。それほど離されているわけではないけど、完全に満足はできていない」
「マレーシアでも、マルクのロングランは卓越したものだったので、彼と戦いたいなら僕たちは改善する必要がある」
ビニャーレスは、2日目の走行ではレースペースの改善に集中できると語っている。また、彼はフィリップアイランドで1分28秒台を出すことができると考えているようだ。初日のトップタイムはマルケスの1分29秒497だったが、ビニャーレスは昨年、スズキのバイクで1分29秒1をマークしている。
「僕がベストラップを走った時は、とても風が強くワイドに膨らんでしまった」とビニャーレスは語った。
「第2セクターはかなり低速の区間なので、風がなく燃料が少なければ1分29秒を切ることができると言える」
「マルクはいつも、セクター2で非常に速いので、僕らもそこで上手くやれるように取り組む必要がある。2日目はたくさんのモノをテストする予定ではないので、ペースに集中出来る」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | フィリップアイランド公式テスト |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |
ドライバー | マルク マルケス , マーベリック ビニャーレス |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Pablo Elizalde |