【MotoGP】ビニャーレス「左コーナー”だけ”、かなり苦労している」
ビニャーレスは、ヤマハはへレス・サーキットの左コーナーでかなり苦しんでおり、ホンダに対して多くのタイムを失っていると語った。











ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、MotoGP第4戦スペインGPが行なわれているへレス・サーキットの左コーナーでかなり苦しんでおり、好調なホンダ勢に対して多くのタイムを失っていると語った。
2017年シーズン、最初のヨーロッパ開催レースとなるスペインGPでは、全セッションでレプソル・ホンダ勢がトップ。予選では、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得し、チームメイトのマルク・マルケスが2番手となった。さらに、カル・クラッチロー(LCRホンダ)が3番手となりフロントロウをホンダ勢が独占した。
ビニャーレスはペドロサから0.428秒から遅れの4番手だった。彼は左コーナーでリヤのグリップが欠けていると述べた。
「右サイドは本当に良い感触があるし、予選でも実に素晴らしいリズムだった」と彼は語った。
「右コーナーだけのセクター2と4では、僕たちは素晴らしい」
「しかし、左サイドは少し難しくて、僕たちはかなり苦労している。特にバイクを傾け始めたところでかなりのホイールスピンがあり、スピンを止めることができていない」
「右サイドでかなりプッシュする必要があるから、良いラップをするのがかなり難しい」
「ヤマハ勢は全員この問題を抱えている。僕たちは、ウォームアップでセットアップを改善できるよう、本当に熱心に取り組まなくてはならない」
この問題に遭遇したのは、今回が初めてかと問われたビニャーレスは初めてのケースだと認め、ペドロサの後ろで走行した際に、その影響が浮き彫りになったとコメントした。
「僕がダニの後ろについていた時、左コーナーで驚いた。(ホンダの)トラクションにびっくりした」とビニャーレスは振り返った。
「逆サイド、つまり右コーナーではギャップを縮めることができた」
「僕にとって、それは奇妙なことだったし理解できない。もう一歩前進することができれば、もっと自信を持ってバイクに乗れるが、今は難しい」
ペドロサ、ヤマハ勢の復活を予想
ヤマハは過去2年、へレスで優勝してきた。昨年は、ポールポジションからスタートしたバレンティーノ・ロッシが優勝を果たしている。
ロッシは今回、予選7番手にとどまった。しかし、ペドロサはロッシとビニャーレスがレースで立ち直ってくると予想している。
「現時点で何が起こったかはわからないが、ふたりとも良いバイクを持っている。それにバレンティーノにとって、このトラックはお気に入りのひとつだろう」とペドロサは語った。
「彼らのバイクは通常、とてもラップタイムが安定している。僕らのバイクよりタイヤにも優しいし、ライダーの身体にも優しい。だから、明日の決勝で彼らを除外したりはしない」
Additional reporting by German Garcia Casanova
【関連ニュース】
【MotoGP】マルケス「タイム更新のためにペドロサの後ろについた」
【MotoGP】スペインGP予選:ペドロサPP獲得。ホンダトップ3独占
【MotoGP】4番手のロレンソ「自信を持ってバイクに乗れている」
【MotoGP】マルケス「今年、なぜ僕らが速いのか分からない」
【MotoGP】スズキの津田拓也、代役でスペインGP参戦が正式決定
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・ヘレス |
ドライバー | マーベリック ビニャーレス |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Mitchell Adam |