【MotoGP】ペナルティポイントシステムの即時廃止が決定

MotoGPのグランプリ委員会は、2013年から導入されていたペナルティポイントシステムの廃止を決定した。

 MotoGPのグランプリ委員会は、2013年からシリーズに導入されていたペナルティポイントシステムを廃止することを決定した。

 このシステムは、ペナルティに対する裁定の一貫性を確保するために導入された。ペナルティポイントが累積4点になると次戦は最後尾グリッドスタート、7点でピットレーンスタート、10点で次戦出場停止と決められていた。ポイントの有効期限がシーズンごとではなく12カ月間有効に変更されるなど、システムには何度も微調整が加えられてきた。

 ペナルティポイントシステムの最も有名な適用例は、2015年マレーシアGPのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に適用されたペナルティだ。彼はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との悪名高いクラッシュ(マルケスを足で蹴って転倒させた)でペナルティポイントを科され、最終戦バレンシアGPを最後尾グリッドからスタートすることになった。その結果として、それまでランキングトップだったロッシは土壇場でタイトルを逃し、バレンシアで勝利したホルヘ・ロレンソ(当時ヤマハ)が逆転でチャンピオンを獲得した。

 2016年には、カタルーニャGPで当時ドゥカティのアンドレア・イアンノーネがロレンソに追突。他車の転倒を引き起こした無責任な走行だとして、イアンノーネには2ポイントのペナルティポイントと、次戦最後尾グリッドスタートが科せられた。一方で、ロレンソは罰則が十分ではないとして、ペナルティポイントシステムに対して不満を明かしていた。

「サッカーの場合、重大な違反を犯せば1発でレッドカード退場だ。そして、最小1試合の出場停止を受けるだろう。このスポーツでは、僕らは命を懸けてレースをしているのに、(出場停止の処分を受けるには)今は4回のミスを犯さなければならない」と、当時ロレンソは語っていた。

 2017年シーズンの開幕戦カタールGPが行われた今週、グランプリ委員会は「ペナルティポイントはもはや必要ない」とし、システムの即時廃止が決定された。

 その他に、ピットレーンでの安全性に関するルールも調整された。予選中にライダーがバイクを乗り換える際、これを手伝うクルーが6人に限定され、全員にヘルメットの装着義務付けられた。

 同様に、決勝中にバイクの乗り換えが発生するフラッグ・トゥ・フラッグのレースでは、4人のメカニックが乗り換えを手伝うが、2017年からは彼らにもヘルメットの装着が義務付けられることになった。

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シリーズ MotoGP
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