【MotoGP】ホンダ「クラッチローに今以上の支援を行うのは不可能」

ホンダは、サテライトチームのライダーを務めるカル・クラッチローに、現在以上のサポートをするのは難しいと考えているようだ。

 ホンダ・レーシング(HRC)MotoGPチーム代表を務めるリビオ・スッポは、ホンダのサテライトであるLCRホンダのライダーを務めるカル・クラッチローに、現在行っている以上のサポートを行うのは難しいだろうと語った。

 クラッチローは、昨シーズンのブルノとフィリップアイランドでMotoGPで自身初優勝及び2勝目を記録した。この成功には、彼がファクトリーライダーとして契約しているわけではないにもかかわらず、ホンダが特別なサポートを行っている影響も少なくないだろう。

 昨シーズン、クラッチローはホンダのバイクRC213Vの新パーツを、ファクトリーライダーであるマルク・マルケスやダニ・ペドロサと共にテストしていた。2017年のプレシーズンテストでも、彼はファクトリーライダーと共にホンダの最新仕様エンジンの比較テストを行っていたホンダのサテライトの中で唯一のライダーだ。

 LCRのチーム代表であるルーチョ・チェッキネロは、クラッチローとの契約を延長しようとしているが、新しい契約にホンダが直接関与することを望んでいるようだ。

 しかしホンダとしては、クラッチローに対して現状以上のサポートは検討していないと、スッポは語った。

「目標は、カルを最大限にサポートすることだ」とスッポはmotorsport.comに語った。

「技術的に、彼はマルクとダニに非常に近い扱いを受けている。だが、それらは本来、ファクトリーチームの一員として我々と直接契約をしている者の仕事だ」

「今のところ、ホンダとしてクラッチローにこれ以上のサポートをするのは難しい」

 チェッキネロが目指している契約合意の形としては、当時ホンダのサテライトだったグレシーニで、2004年と2005年にレースをしていたセテ・ジベルノーのような形だ。彼は、HRCの完全な技術支援を受けていたのだ。

「私は当時ホンダにいなかったが、ジベルノーの給料はHRCではなく、(グレシーニのスポンサー)テレフォニカが支払っていたと思う」とスッポは語った。

「現時点で、ホンダはクラッチローの給料を支払うつもりはない」

「我々は、クラッチローにとても満足している。実際、昨年彼は2勝を挙げた。しかし彼がファクトリーライダー並みのサポートを受けていたのも事実だ」

「ホンダはすでに”努力”をしている。ライダーに技術サポートを行うのにも、コストはかかるのだ」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー カル クラッチロー
チーム Team LCR
記事タイプ 速報ニュース
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