【MotoGP】ヤマハのペースに自信を持ったビニャーレス。一方「スズキを出るのは”奇妙な”感じ」
ビニャーレスにとって、来季の移籍先であるヤマハがバレンシアで見せた素晴らしいペースは励みになったようだ。







ホルヘ・ロレンソは、9年間在籍していたヤマハでの最後のレースを一度もトップを譲らずに優勝し、有終の美を飾った。ロレンソのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシはアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)との戦いに敗れ、4位でフィニッシュし表彰台を逃したが、ヤマハは6月のバルセロナでのレース以来の優勝となった。
マーベリック・ビニャーレスは、MotoGPクラスでの2年目でありスズキでの最終年となる今シーズンを個人ランキング4位で終えた。彼は来季所属するヤマハがバレンシアで力強いパフォーマンスを示したことは、励みになると認めた。彼は火曜日にヤマハでの最初のテストを控えている。
「僕はハッピーだよ。ヤマハのラップタイムは本当に競争力があった。バレンティーノとレースをしている時にヤマハのペースを見ることができたんだ」とビニャーレスは語った。
「スズキは今年すごく改善をしたけど、正直に言ってまだ改善ができると思うし、彼らは今後も良い仕事をすると思う」
「奇妙な感じだ。僕のチームを離れ、他のチームに行くのは変な感じなんだ」
ビニャーレスはスタート直後には3番手を走っていたにもかかわらず、ロッシとマルク・マルケス(ホンダ)にすぐに抜かれている。彼は表彰台フィニッシュは不可能だったと語った。
「大変なレースだった。レースではそれまでの週末よりも良いと考えていたんだけど、結局はレースもすごく難しかった」と彼は語った。
「僕は本当に限界だった。2、3回クラッシュしそうになって、『OK、今日は表彰台は本当に不可能だ』と自分に言い聞かせたんだ」
「とにかく僕は本当に満足だよ。(スズキでの)ラストレースだったし、先頭集団で全力で戦うことができた。だから今シーズンを終えられてハッピー以外に言うことはないし、他のチームで戦い続けられることもハッピーだ」
【関連ニュース】
ふたりのライダーが語るスズキへの愛着。エスパルガロ「飼い犬の名前も”スズキ”」
MotoGPバレンシアGP決勝:マルケスの追撃を振り切ったロレンソが、ヤマハでの有終の美を飾る
来季の相棒を警戒するロッシ。「ビニャーレスに全データを公開するつもりはない」
ビニャーレス「今季は8.5点から9点をつけたい。スズキに報いることができた」
青山博一”もうひとつの役割”。アジア&オセアニアを世界と繋ぐ

前の記事
【MotoGPバレンシアGP】タイヤに苦しんだロッシ。「ハードでレースをしたかった」
次の記事
【MotoGP】ふたりのライダーが語るスズキへの愛着。エスパルガロ「飼い犬の名前も”スズキ”」

この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | Valencia GP |
ロケーション | バレンシア・サーキット-リカルド・トレモ |
ドライバー | マーベリック ビニャーレス |
チーム | Team Suzuki MotoGP , Yamaha Factory Racing |
執筆者 | David Gruz |