【MotoGP】ヤマハ「ロッシとビニャーレスは好影響を与え合っている」

ヤマハのチーム代表のリン・ジャービスは、ロッシとビニャーレスという新しいコンビがとても新鮮であり、お互いに良い影響を与えあっていると語った。

 2017年シーズンは、ヤマハにとって大きな変化が訪れた。9年間在籍した3度のチャンピオン経験者であるホルヘ・ロレンソがドゥカティに移籍し、スズキからマーベリック・ビニャーレスが移籍してきたためだ。

 ロレンソとチームメイトのバレンティーノ・ロッシの関係はすっかり冷え切ってしまっていて、それがロレンソが移籍を決めた一因だと噂されるほどだった。

 ビニャーレスは昨年11月に行われたシーズン終了直後のバレンシアテストからヤマハに加わり、テストで素晴らしいペースを発揮している一方で、ロッシとも友好な関係を築いているようだ。

「昨年、すでに彼らは少し関係性を築いていた」とヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスは語った。

「彼らは以前からお互いに敬意を払っていた。マーベリックは、バレンティーノがいつも彼のアイドルだったと語っている」

「マーベリックはバレンティーノを今でもそう見ている。ふたりのライダーの間に敵意はない。それは素晴らしいことだ。率直に言えば、まるで”新鮮な息吹”のようだよ、現時点ではね」

 ビニャーレスはバレンシアテストでも、先週セパンで行われた公式テストでもトップタイムを記録している。さらに、セパンで昨年11月に行われたヤマハのプライベートテストでも、彼が最速だったとジャービスは明かした。

 ジャービスは、ビニャーレスのロッシから学ぼうとする意欲は際立っており、それがロッシにも影響を与えていると語った。

「前回のテストで我々は嬉しい光景を見た。テストが終わると、ライダーたちは普通、それぞれの”ゾーン”に入っていて、仕事が終わるとホテルに戻ってしまう」

「しかしマーベリックは非常に好奇心が強く意欲も高いので、バレンティーノの元を訪れ、彼に質問をしていたんだ。『ヴァレ(ロッシの愛称)、これはどう? あれはどう? どう思う?』とね」

「私は、バレンティーノが明るくそれに答えているのを見た。正直に言えば、最高の時間だった。バレンティーノは知識を共有するのも好きなのだ」

「もちろん、バレンティーノは負けるのが好きじゃない。しかし彼は自分のアカデミーで若いライダーを教えており、基本的に知識を共有するのが好きだ」

 ロッシはセパンの公式テストを総合6番手で終えたが、チームメイトのトップタイムから0.221秒差と、そう大きくは遅れてはいない。

 ロッシとビニャーレスが2017年のタイトル争いのライバルになれば、両者の健全でオープンな関係は変わってしまうだろうとジャービスは認めている。

「どのくらい長く今の関係が保てるか見てみよう」とジャービスは語った。

「彼らはどちらもチャンピオンシップを戦っているので、シーズンの終わりまでにはふたりの関係は大きく変わっているだろう」

「しかし、我々は素晴らしい雰囲気でシーズンを迎えることができる」

【関連ニュース】

【MotoGP】テスト総合トップのビニャーレス「もっと速く走れた」

【MotoGP】マルケス「ビニャーレスはロッシより速いかも」と語る

【MotoGP】ヤマハ”隠しウイング”を装備。失ったダウンフォース獲得へ

【MotoGP】レースペース向上に取り組んでいた初日3番手ビニャーレス

【MotoGP】ロッシ「オフシーズンの間にバイクははるかに良くなった」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース