【MotoGP】ヤマハ「最大の敵はホンダ。ロッシの戴冠は優先ではない」

ヤマハの最大の敵はホンダであり、ヤマハはロッシの通算10度目の優勝に”固執”しないと、ビニャーレス担当クルーのフォルカダは語った。

 ヤマハの最大の敵はホンダであり、バレンティーノ・ロッシの通算10度目のチャンピオン獲得に”固執”することはないと、マーベリック・ビニャーレスのクルーチーフを担当するラモン・フォルカダは語った。

 最高峰クラスで7度のチャンピオンに輝いているロッシは、125ccクラスと250ccクラス時代のチャンピオン獲得を含めて、10度目のチャンピオン獲得まであと1つに迫っている。

 ロッシは、ここ3シーズン連続でランキング2位となっている。2015年にはマレーシアGPでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との議論を呼ぶ接触の結果、ロッシは最終戦バレンシアGPでグリッド降格を科せられてしまい、チームメイトのホルヘ・ロレンソに逆転され戴冠を逃してしまった。

 2017年からは、ロレンソに代わってビニャーレスがスズキから移籍。テストからすでに速さを発揮している彼は、ロッシの新たなライバルになるのは必至とみられている。

 ロレンソがヤマハに在籍していた9年間、彼を担当していたクルーチーフのフォルカダは、今年からビニャーレスを担当することになる。彼は、ロッシのような”スターライダー”がいるとしても、ヤマハがどちらかのライダーをチャンピオンにしようと優遇することはないと考えている。

「日本人はとても冷静だ」とフォルカダはmotorsport.comに語った。

「彼らは勝ちたがっている。彼らの一番の敵は、偉大なライバル、ホンダだ」

「ホンダを倒すのが主な目標であり、どちらのライダーがそれを成し遂げるかは非常に小さな問題だ」

「確かに、マーケティング部門はそういった違いに興味があるようだが、プロジェクトのリーダーは勝つことだけに興味を持っているということを私は保証する。それがバレンティーノでもマーベリックであっても、さらに言えば(テック3ヤマハの)ジョナス・フォルガーやヨハン・ザルコであってもね」

「彼らはヤマハのライダーが勝つことを望んでいるのであって、ロッシの10度目のタイトル獲得に、彼らは固執していない」

 しかしながらフォルカダは、ミラノのすぐ近くを拠点としているヤマハのMotoGPチーム自体にとっては、ロッシがもう一度チャンピオンを獲得することが、大きな誇りに繋がるだろうと認めている。

「イタリア人が運営しているこのチーム内では、それは別の話だ」とフォルカダは語った。

「バレンティーノが10度目のタイトルを獲得すれば、それは間違いなくこのチャンピオンシップとスポーツにとって重要なことだ」

「それは、偉大な業績となる。彼の最後のタイトル獲得(2009年)からはもう何年も経っており、MotoGPのメディアにも大きな影響を与えるだろう」

「しかし(日本の)技術スタッフは、どちらかを優遇することはない」

「敵はホンダであり、目標はチャンピオンシップに勝つことだ。ライダーのチャンピオンもコンストラクターのチャンピオンも獲ることだ。それについて異論はない」

【関連ニュース】

【MotoGP】ヤマハ「ロッシとビニャーレスは好影響を与え合っている」

【MotoGP】マルケス「ビニャーレスはロッシより速いかも」と語る

【MotoGP】ヤマハ”隠しウイング”を装備。失ったダウンフォース獲得へ

【MotoGP】ロッシ「オフシーズンの間にバイクははるかに良くなった」

【MotoGP】ヤマハ「2人の扱いは対等。チームに”セカンド”はいない」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース
タグ ramon forcada