【MotoGP】ヤマハ「2人の扱いは対等。チームに”セカンド”はいない」

ビニャーレスの担当クルーは、今季ヤマハに新加入したビニャーレスとロッシは対等な扱いを受けることを確信している。

 マーベリック・ビニャーレスはスズキを離れ、2017年からヤマハに加入した。2016年のイギリスGPで初勝利を挙げた新進気鋭のライダーは、最高峰クラス7度の世界チャンピオンを誇るバレンティーノ・ロッシのチームメイトになる。

 ビニャーレスを担当するクルーチーフはラモン・フォルカダだ。フォルカダは2008年からビニャーレスの前任、ホルヘ・ロレンソを担当してきたエンジニアである。

 フォルカダがヤマハに加入して以来、チームはライダーたちを常に同等に扱ってきたと彼は強調し、経験豊富なロッシと新加入のビニャーレスも同等に扱われると考えている。

 彼は、2016年シーズン終盤のロッシとロレンソは仕様がかなり異なるバイクを使っていたことを例に挙げた。そしてそれが、ビニャーレスが自由に自身のバイクの開発の方向性を決めることができる証拠だと語った。

「確かなことは、これまでヤマハの2人のライダーがそうだったように、ビニャーレスもロッシと同じ扱いを受けるということだ」とフォルカダはmotorsport.comに語った。

「(2008年に)私がチームに加入して以来、”セカンドライダー”はいたことがない。我々エンジニアは、どちらかのライダーのコメントだけを重視したりはしない」

「その証拠に、昨年は最終的に(それぞれのライダーで)異なるバイクを走らせることになった。我々のチームでは、2台のバイクが異なるシャーシ、スイングアーム、エキゾースト、フロントサスペンションを使っていた」

「違うバイクを作っているということではなく、それぞれのライダーが好きなものを選ぶだけなんだ。バレンティーノとマーベリックが違うシャーシを好むなら、それぞれが好みの物を使うことができる」

「ヤマハは常に、それぞれのライダーに最高のものを与える。それがもう1台のバイクに適合するかどうかは関係ない。ヤマハは、他人のために作られたパーツの使用をライダーに強いたりはしない」

バイクへの適応がビニャーレスのペースの鍵

 ビニャーレスは11月、昨シーズン最終戦バレンシアGP後に行われたテストで最速タイムを記録した。その後にマレーシアのセパンで行われたヤマハのプライベートテストでも、タイムは公表されていないものの同様に速さを発揮したという。

 フォルカダは、ヤマハのバイクでの走行が限られている中でビニャーレスが見せたバイクへの適応力が、まだ22歳の彼がどれだけ印象的かということを示していると語った。

「我々がマーベリックとの作業を開始して以来、彼は多くのパーツを試して、どのシャーシ、エンジンが彼の好みか、どのスイングアームがベストかを決めてきた」

「彼はバイクの小さな変更にも素早く適応する。それは時間を無駄にしないということを意味する。例えば、バイクが良くなると考えて我々がシートの高さをあげると、彼はすぐさまそのシートに適応するんだ」

「それに彼は、バイクに乗り込む前からスズキとヤマハのバイクの違いを理解していた。そこまで彼がマシンの明確な違いを認識できていると思ってなかったが、実際に彼はコース上で他のライダーについていくだけで、しっかりと違いを認識していた」

「彼の予想はほとんど正しかった。だからこそ、彼は乗り始めからとても速かったんだろう」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー マーベリック ビニャーレス
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース