【MotoGP】レースペース向上に取り組んでいた3番手ビニャーレス
ヤマハに加入したビニャーレスは、レースペースの向上をセパン公式テストでの目標としており、1周のアタックについても自信を持っている。









スズキを離れヤマハに移籍したマーベリック・ビニャーレスは、2016年11月に最終戦バレンシアGP後に行われたテストでのヤマハ初走行から好調なパフォーマンスを見せていた。
この傾向は、セパンで行れた公式テスト初日も続いており、トップタイムを記録したドゥカティのケーシー・ストーナーから0.4秒遅れの3番手、ヤマハ勢の中でトップとなった。
「僕たちはレースペースに集中していた」とビニャーレスは語った。
「最後まで強いことが重要だから、常にかなり古いタイヤでの走行だった。今回のテストではそれに焦点をあてて、優れたパッケージと良いものを(次のテストが行われる)オーストラリアに持ち込みたい」
「(昨年の)バレンシアGPではマルク(マルケス/レプソル・ホンダ)はかなりのロングランをしていたし、どの周も速かった。フリー走行やレース、特にレース後半のマルクは本当に素晴らしかった」
「だから僕たちはそうなりたいし、そこで(他のライダーに)驚きたくない。常に準備を整えていたい」
「1ラップのアタックで速いことはわかっている。しかし、僕たちは20周のタイムを上げる必要があるんだ。僕たちはそれに取り組む必要があるし、良い仕事をしていると思う。今日の感触は良かったし、僕は確か、23周を3セット走ったはずだ」
ビニャーレスは、すでに力強いアタックラップを刻むことが出来るとわかっているため、レースペースでの走行に集中することを容易に感じたと語った。
「1ラップのアタックが速いことがわかっていれば、大切なことに集中できる。それはレースだ」
ビニャーレスは、ヤマハのバイクはセパンでのテストの時点で、すでに彼が昨シーズン乗っていたスズキのバイクのレベルと同じだったと語った。
「スズキのバイクは、このコースでとても良かった」と彼は付け加えた。
「フリー走行3回目ですでにトップだったことを覚えている。ドライコンディションのウォームアップでも、トップだった。だから、スズキのバイクはこのコースで本当に良いんだ。ロングコーナーがあってね」
「だけどとにかく、ヤマハで常に速く走れることがわかっている。20周の走行でも速かった。このバイクにはまだ多くの可能性が残っていると感じるけど、すでに(スズキに乗っていた)昨年と同じレベルだと感じた」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | Sepang January testing |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | マーベリック ビニャーレス |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |