【MotoGP】ロッシ、パドックの事故でファンの女性から告訴される危機に直面
女性ファンがロッシから暴行を受けたとして、告訴することを検討している。





11月12日の土曜日、ある女性がバレンシアGPのパドックでバレンティーノ・ロッシに暴行されたとして、ロッシを相手取る裁判を起こすと主張している。
最終戦を4位でフィニッシュしたロッシは、予想外の問題に巻き込まれている。女性ファンがロッシに押されて転倒したため、ロッシを告訴すると息巻いているのだ。
ロッシと彼のアシスタントのひとりは、彼らの周囲の群衆を確認し、アナ・カバニラスを見付けた。彼女は自撮り棒を使い、写真を撮っていたのだ。
この事件について尋ねられたロッシは、パドックを移動するのがいかに難しいのかを指摘。そしてカバニラスに対して謝罪のコメントを発した。群衆が多いことは、しばし彼の生活を苦しめている。
「彼女にはお詫び申し上げる。しかし、以前僕が言った通り、パドックで生活するのは不可能になってきている」
そうロッシは語った。
「バレンシアのようなサーキットでは特にね」
「ここでは、僕の周りにとても多くの人がいる。彼らの多くは、写真を撮るために僕を追いかける。そして、その他の数人は僕の帽子を盗もうとするんだ。そんな状況では、このようなことが起きてしまうことを、理解する必要がある」
一方、被害者のカバニラスは、当初ロッシに対して訴訟を起こすことを検討していないと述べていた。しかしビデオを見た彼女は、考えを変えたという。
「故意でないなら、私は謝罪を受け入れたと思います。でも、ビデオを見た後で私は、告訴をするつもりです。なぜなら彼はキックだけではなく、肘でも私を攻撃しました。そして、彼はそれを意図的にやったんです。それを容認することはできません」
カバニラスはCOPEラジオに対してそう語った。
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | Valencia GP |
ロケーション | バレンシア・サーキット-リカルド・トレモ |
ドライバー | バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Oriol Puigdemont |