【MotoGP】ロッシ「フラッグ・トゥ・フラッグは得意じゃない」

チェコGPで表彰台を失ったバレンティーノ・ロッシは、”フラッグ・トゥ・フラッグ”のレースは得意ではないと語る。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、チェコGPの序盤に先頭を走っていた。しかし、5周目にピットインすることを選択したことで、大きく順位を落とすこととなった。

 チェコGPはウエット宣言がなされた状態でレースがスタートした。そのため、全車がウエットタイヤを履いたマシンで走り出したが、スタート時にはすでに青空が広がり、路面は急速に乾きつつあった。

 5周目にピットインしてドライタイヤを装着したマシンに乗り換えたロッシは、12番手でコースに復帰し、最終的には4位まで浮上することができた。しかし、その前でフィニッシュした3人のライダーは、いずれもロッシよりも早くピットストップを行ったライダーたち。特にマルケスは、2周目を終えた段階で誰よりも早くピットインすることで、優勝を手にした。

 レース終了後、ロッシは天候の変化によってバイクを乗り換えるいわゆる”フラッグ・トゥ・フラッグ”の判断は、ベストなものではなかったと認めた。

「こういうコンディションの時はいつも、フラッグ・トゥ・フラッグは難しい」

 そうロッシは語った。

「確かに、こういったレースは僕の強みではないと思う。でも、結果はそれほど悪くはなかった」

「完全にドライのレースや、フルウエットのレースでは、僕は確実に表彰台を狙うことができると思う。しかし、良い週末は今後もまだあると思う。僕らは良い仕事をしているし、バイクの感触はとても良い」

「もっと多くのポイントが獲れたはずだし、表彰台にも届いたはずだから、とても残念だ。しかしとにかく、それが結果だ。このコンディションで4位なら、それほど悪くないだろう」

 昨年のザクセンリンクでのレースでも、ロッシはフラッグ・トゥ・フラッグの判断に失敗。彼はマシンの乗り換えを遅らせたことで、8位フィニッシュとなってしまった。ただ、ザクセンリンクは自らの判断だったものの、今回のブルノに関しては、チームの指示だったという。

「去年のザクセンリンクでは、チームがボードを出したんだけど、僕は走り続けたんだ。今回については、『ボードを見たら、僕はピットに戻るよ。約束する』と言っていた。しかし残念なことに、ボードが出るのが遅すぎた」

「確かに、ピットインする瞬間を判断するのは、僕の強みではない。1周早くピットに戻ることもできたと思うが、今回の僕らは少し不運だったと思う」

フラッグ・トゥ・フラッグで強さを見せるホンダ

 ロッシは、ホンダが現在フラッグ・トゥ・フラッグの戦略では優位に立っていると認めた。そして、自分たちは不運だったという信念を繰り返し語った。

「彼らはこのような状況をとてもよく研究している。だから、(ダニ)ペドロサがピットに早く戻って来ることができたんだと思う。その点では、彼らは僕らよりも優れている」

 そうロッシは語った。

「そしてペドロサがピットインを決めた時、10人のライダーがそれに続いた。その時も、僕らにとって少し不運だったと思う」

 ロッシは、コースが早く乾いてしまったことに苦しめられたと語った。そして当時、乾きかけのコンディションで”僅か”なアドバンテージを築こうとしていたと語る。なぜならヤマハのバイクは、ドライタイヤでのアウトラップのペースが不足しているからだ。

「濡れた路面でスリックタイヤを履いた最初のラップでは、僕らヤマハは少し苦しむんだ」

 そうロッシは付け加えた。

「だから僕は、ウエットコンディションでできるだけプッシュしようとした。なぜなら、僕は強かったからね。そして、スリックタイヤでの1周目のために、小さなアドバンテージを作ろうと思ったんだ」

Additional reporting by Jamie Klein

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 チェコGP
サーキット Brno Circuit
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース