【MotoGP】ロッシ、ホンダのウエットでのペースを”警戒”

ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、スペインGP初日にホンダ勢が見せたウエットでのペースに「心配している」と語った。

 ダニ・ペドロサを始めとしたホンダのライダーたちは、ウエットコンディションで行われたスペインGPのフリー走行1回目(FP1)で、トップ5のうち4つを占めた。またFP2でも、ホンダ勢がトップ3を独占している。

 ヤマハのFP1でのベストはマーベリック・ビニャーレスの10位で、トップからは0.9秒遅れ。FP2では順位こそ6番手だったものの、タイム差はほとんど変わらなかった。一方、チームメイトのバレンティーノ・ロッシはFP1で16位に終わり、首位から1.6秒遅れ。FP2では12位だった。

 マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、カル・クラッチロー(LCRホンダ)、ジャック・ミラー(マルクVDSホンダ)の3人は、いずれも昨年雨絡みとなったレースで勝利を収めたライダーである。ロッシは当時のヤマハはペース面で優位性を持っていたものの、今となってはその状況が変わったと考えている。

「今朝のフリー走行結果を少し心配している。完全に濡れていたし、僕らはまだ、新しいバイクでのウエットコンディションでの走行距離が足りてない」

 そうロッシは語った。

「僕らは少し苦しんだ。正しいセッティングが見つけられなかったんだ。2016年のバイクは、ウエットでも全てが自然だったし、もっと簡単に乗りこなすことができた。こういったコンディションについては、もう少し作業が必要だと思う。僕は十分に速くはなかった」

「問題はドライコンディションの時によく似ている。十分な速度を保ったままコーナーに侵入できないし、加速する時にはホイルスピンしてしまう」

「今日のホンダのパフォーマンスには、少し心配している。アルゼンチンGPのフリー走行や予選のようなウエットコンディションで、彼らは去年よりも良い”何か”を見つけたようだ」

「去年だったら、ウエットコンディションでは僕はとても速かったし、逆にホンダはトラブルに悩まされていた。今年はホンダがとても速く、ヤマハはトラブルを抱えている。僕らは、ウエットコンディションでのバランスを理解する必要がある」

 ヤマハは今週初めにル・マンでテストを行い、この時にはウエットでのテストも行われた。しかしロッシは、ル・マンのアスファルトが再舗装されたことで、ヤマハの問題を隠してしまったと信じている。

 ビニャーレスもウエットコンディションに対してしなければならない仕事があることを認めるが、ル・マンのテストでバイクが「少し改善した」と感じたようだ。

「バイクはより安定したと思う」

 ビニャーレスはそう語った。

「エレクトロニクスの面でまだ改善できることがあると思う。だから、午前中のウエットコンディションでは非常に満足した」

ウエットコンディションでは”良くなる”ホンダ

 ホンダのマルク・マルケスは、ウエットコンディションで行われたアルゼンチンGPの予選でポールポジションを獲得した。このGPで彼は転倒を喫してリタイアに終わったものの、続くアメリカズGPではドライコンディションで勝利し、ヘレスに乗り込んできた。しかし彼は、「なぜ自分たちが速いのか分からない」と発言している。

 マルケスは、ウエットコンディションになると、RC213Vの加速面での弱点が取り除かれると認める。

「ウエットコンディションになると、何らかの理由で良いバイクだ」

 そうマルケスは語った。

「ウエットコンディションだったアルゼンチンですでに、うまくグリップを見つけることができていた」

「コーナーの出口では全てのトルクを使うことはできないけど、加速時に失うモノはないんだ。ウエットコンディションならウイリーもしない」

「加速面で失うモノはないし、ウエットコンディションならブレーキングポイントとターンインでの強みをキープできるんだ」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 スペインGP
サーキット サーキット・デ・ヘレス
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース