【MotoGP】ロッシ、ヤマハのマシン”矛盾”は「今年最大の驚き」

バレンティーノ・ロッシは、今シーズンのヤマハの”アップダウン”が奇妙な状況にあり、非常に困惑していると語る。

 ヤマハ勢は、ドイツGPの予選で全く振るわなかった。バレンティーノ・ロッシは9位、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは11位にそれぞれ終わったのだ。

 予選終了後にロッシは、前戦オランダGPではウエットコンディションでもうまくいっていたにもかかわらず、今回一転苦戦していることに対して、困惑していると語った。

「今年これまでに何度も起きたように、ここザクセンリンクでも、他のコースとはバイクの感覚、特にタイヤの感触が大きく異なっている」

 そうロッシは語る。

「これは、今年の大きな驚きだ」

「基本的にはここ数年は一定だったし、こういった感覚は対処するのが難しい」

 オランダGPでは、テック3・ヤマハのヨハン・ザルコが、ウエットコンディションで自身初のポールポジションを獲得した。ロッシはヤマハの新型シャシーを走らせて予選5位となり、決勝ではウエットとドライが混在するコンディションを戦い抜き、今季初優勝を果たした。

 テック3のもうひとりのライダーであるジョナス・フォルガーは、今回のザクセンリンクの予選で5位となったものの、ザルコは19位に沈んでいる。

 ロッシは次のように付け加えた。

「今日我々は、ドライコンディションで非常に多くのことを改善したが、そんなに良くはない。とはいえ、僕らのペースはトップからそれほど遠くないはずだ」

「しかし残念なことに、ウエットコンディションではより苦しんでいる。それは、ヤマハ全体が苦労しているように見える。フォルガーを除いてね。彼はそれほど悪くない。しかしそれでも、我々はドゥカティやホンダに比べて少し遅い」

 ヤマハが苦しんだ原因はミシュランタイヤにあるのかと尋ねられたロッシは、それについてコメントは避けた。しかし、その原因はバイクにはないと語った。

「ザルコのことを見てみるといい。彼は先週、昨年仕様のバイクでポールポジションにいたが、同じ条件で1週間後、彼は19位にいるんだ」

「それはバイクのせいじゃない。僕の新しいシャシーでもほとんど同じだったから。僕は雨のアッセンで強かったのに、ここでは苦しんでいる」

「理解するのが非常に難しい。昨年と比較して、バイクとセッティングの感触が、信じられないほど違うんだ」

ビニャーレス「エレクトロニクスがうまく動かない」

 ビニャーレスはロッシの0.15秒及ばず、ドイツGPの予選で11番手になった。彼は加速でラップタイムを失っていると語る。

「僕はダニ(ペドロサ/レプソル・ホンダ)の後ろで数周走った。僕らのバイクはフロントとブレーキング、そしてコーナーへの進入がとても良い。僕は本当に強く感じることができた。しかし、パワーをかけると突然、僕らは大きく失ってしまうことになる」

 そうビニャーレスは語った。

「僕らのバイクには”ドライブ”がない。特に0から100km/hまでの加速は、本当に遅いんだ。しかしそれは本当に奇妙だ。なぜなら、ドライコンディションでは正常だからだ」

「そういう問題を抱えているし、僕らはすぐに解決しなければならない。電子制御がうまく働いていないから、解決する必要があるんだ」

 ビニャーレスが指摘する加速の問題について尋ねられたロッシは、次のように語った。

「マーベリックの問題を僕は知らない。しかし、確かに加速では失う。他のバイクと比較して、負けているんだ。トラクションが少ないように感じるし、コーナーの出口ではホイールスピンしてしまうんだ」

Additional reporting by David Gruz and Oriol Puigdemont

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 ドイツGP
サーキット Sachsenring
ドライバー マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース