【MotoGP】ロッシ、予選2セット目のタイヤは外れ? 決勝には自信
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、オーストリアGPの予選で7番手に終わった原因は、タイヤに問題を抱えていたからだと語った。











ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、タイヤに問題を抱えたために、オーストリアGPの予選で上位に食い込むことができなかったと語った。
前戦チェコGPの後に、インフルエンザにかかってしまったというロッシ。オーストリアGP初日である金曜日もその影響に苦しんだが、土曜日のフリー走行3回目(FP3)にはスピードを取り戻し、5番手。トップタイムを出したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)から0.5秒遅れだった。
しかし、その後に行われた予選でロッシは7番手止まり。マルケスからは0.747秒遅れで、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスだけでなく、ヤマハのサテライトチームであるテック3のヨハン・ザルコにも遅れをとってしまった。
ロッシはフロントロウを争うポテンシャルはあったと考えているようで、予選の結果がイマイチだった原因は、2度目のアタックの際に使用したリヤのソフトタイヤにあると彼は主張した。
「(FP3で)最初にコースに出て行った時から、バイクのバランスは大きく改善されていて、僕は快適に感じていた。かなり競争力があるとずっと思っていたんだ」
そうロッシは語った。
「予選でソフトタイヤを使った時、自分はとても強かった。だけど残念ながら、2つ目のタイヤがうまく機能しなかった。グリップが少なくて、スピニングがすごく多かった」
「最大限プッシュしたけど、改善するのは不可能だった。ポテンシャル的には、トップ5には確実に入れたし、フロントロウも可能だったと思う。残念だけど時々起こることだし、今回は僕に起こったということだ」
「3列目からスタートしなければならないのは、常に非常に難しいことだ。だけど、僕のペースはそれほど悪くないので、最初から最後までプッシュしなければならない。どうなるか見てみよう」
「タイヤ選択が非常に重要になると思う。すべての選択肢から、正しい選択をすることがとても大切だ」
新フェアリングが追い風に
ロッシは、ブルノでテストしたヤマハの新しいフェアリングをオーストリアでは使わない予定だと話していたが、FP3から新フェアリングを装着して走行し、予選でもこれを使用した。
「正直に言えば、(新フェアリングを使うのに)ここはベストなトラックではないと思う。だけど昨日(金曜日)はウイリーの問題が多かったので、試してみることに決めた」
「実際、乗ってみると良かった。助けになったんだ。だから、僕たちは(決勝でも)それを使うと思う」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | オーストリアGP |
ロケーション | レッドブルリンク |
ドライバー | バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Jamie Klein |