【MotoGP】ロッシ、苦戦のドイツで5位フィニッシュに「ほっとした」
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、ザクセンリンクで苦しい週末を過ごしたものの、決勝では追い上げて5位に入ったことに安堵しているようだ。








ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、ザクセンリンクで行われたドイツGP初日から苦戦した。ドライとウエット、両方のコンディションで行われた金曜日のフリー走行では”トラブルに陥っている”と語り、雨の予選ではポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)から1.3秒落ちの9番手止まりだった。
しかし、ドライコンディションとなった決勝では、10周目までに4番手まで浮上すると、残りのレースほとんどをチームメイトのマーベリック・ビニャーレスとのバトルに費やした。
最終的に、ロッシはビニャーレスから0.7秒差の5位でフィニッシュ。しかし彼は、初日の競争力のなさを考えると、結果には満足していると語った。
「いつもは、5位には満足できない。僕は毎週表彰台をかけてバトルしたいんだ。だけどこんな週末の後の結果としては、5位はそれほど悪くない」と彼はコメントした。
「レースは最初から最後まで、非常に厳しいものだった。常に誰かが後ろにいて、最大限にプッシュしていた。ドライになって、僕たちは幸運だった。ウエットになると、僕たちはもっと苦労するからね」
「幸運なことに、(下位に沈んだ)へレスやバルセロナのようにはならなかった。バイクはよく機能していたし、新シャシーで競争力を増すことができた」
ロッシは、さらに上位のグリッドからスタートしていれば、表彰台争いをすることができたと語ったが、伝統的にホンダが強いザクセンリンクで、ポイントを稼いでおくことが重要だと述べた。2009年にロッシが優勝したのを最後に、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が3連勝、マルケスが5連勝とドイツでヤマハは勝利から遠ざかっている。
「グリッド3列目からスタートしたが、ここは追い抜くのが難しいサーキットだ」とロッシは語った。
「もっと前からスタートできていれば、ペドロサと戦い、表彰台を獲得することができたと思う」
「バイクが素晴らしい感触でプッシュできる時もあれば、他のトラックでは苦しむ時もある。だから、ポイントを取ろうとトライするのが重要だ」
「マーベリックと戦い、前でフィニッシュしたかったが残念だ。だけど今日は彼の方が僕より速かった」
ロッシはポイントランキングでは4位に後退したものの、ランキングトップのマルケスからは10ポイント差であり、ランキング2位ビニャーレス、3位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とはそれぞれ5ポイント、6ポイント差。依然としてチャンピオン争いは接戦のまま、シーズンは夏休みに突入した。
後半戦はブルノでのチェコGP(8月6日決勝)から幕を開ける。
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | ドイツGP |
ロケーション | Sachsenring |
ドライバー | バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Jamie Klein |